システム手帳をカスタマイズする3つの方法

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手帳の活用方法は人それぞれだし、正解はない。
ということを認識したうえで、「このブログにおける正解」を紹介している。
それは「A5サイズシステム手帳ウィークリー横型」を使うことである。

詳細な理由は「手帳と暮らす時間」のカテゴリーに記しているが、ここではシステム手帳ならではの「カスタマイズ」について紹介してみる。

miona流の「システム手帳をカスタマイズする3つの方法」についてまとめてみた。

1-アプリではなく手帳を使う理由

アプリのメリットも沢山ある

21世紀現在、いわゆる「紙の手帳」ではなく「アプリ」というものも存在する。
アプリには、手帳が越えられないメリットも沢山ある。

過去の記録が保存できる
手帳はどうしてもかさばるため、数年前、数年後の予定を書いておけない。
「あれはいつだったっけ?」と検索するのも大変。
この保存力、検索力は、今後さらに進化するであろうし、紙の手帳がアプリのそのメリットを超える日は来ないだろう。

コピペですべての予定を埋められる
自分の24時間をすべて把握するために、睡眠、食事、入浴等といったルーティン的な時間を埋め、その後、それ以外の時間の活用法を考えると、「実際に自分が活動できる時間」がわかりやすい。
だが、これを紙の手帳で行おうとすると、作業として手間がかかりすぎる。
その点、アプリなら「繰り返しの予定」として設定したり、コピペするなどして、簡単にルーティン時間を埋めることができる。

仮の予定を書きやすい
いつにするかはっきり決まっていない予定を「仮」として複数抑える時がある。
予定が決まったときは、アプリの場合は不要な「仮予定」を削除するだけでよいし、予定が変わった場合、元の予定をどこかに「カット&ペースト」するのも、アプリなら簡単。
手書きは「消して書き直す」必要があるし、用紙も汚くなりがち。

アプリは便利だが紙の手帳の方が合っていた

実は、アプリや電子手帳が登場するよりずっと前から「こんな機械があったらいいのに」と待ち望んでいた。
そして満を持して登場!
「時代が私に追いついた」とばかりに、狂喜乱舞して「アプリ(電子手帳)」を使い始めたのだが…結局は「紙の手帳」に戻っている

理由は、「アプリはその都度起動する必要がある」からだ。
ただそれだけなのだが、それは想像以上に超えられない壁だった。
紙の手帳はさっと開いてさっと書け、さっと見ることができる。

さらに、アプリは「書いたり見たりするのは簡単」であっても、「計画や予定を立てる」ときには、やはり俯瞰でわかりやすい「紙」のほうがやりやすい

保存や検索の面ではアプリに劣るが、そんなに過去を振り返ってまで調べることも、そうそうない。

もしかしたら、デジタルネイティブ世代はアプリの方が使いやすいかもしれないが、デジタルイミグラントである自分は、「ペン」「手帳」、そして「自分」が最強だと思える。

2-一つの手帳で仕事とプライベートを管理する

ひとりの人間がひとつの手帳を使う意味を考えてみる

仕事用、家庭用、プライベート用など、いくつも手帳を持ち歩いている人がいるが、人間の目はふたつ(でも一度に見える範囲はひとつ)手もふたつ(でも一度にできる作業はひとつ)しかないため、いくつもあっても全部を一度に実行することは不可能だ。

このブログのテーマでもあるが、例え会社のため、家族のために費やしていたとしても、自分の時間は自分だけのもの。
完全に仕事とプライベートを分けており、仕事で詳細なスケジュール調整が必要な場合は、「仕事のみ」の手帳を持たざるを得ないかもしれない(手帳というより、プロジェクト管理ノートといった用途で)。
だが、可能な限り手帳はひとつにまとめることで、仕事もプライベートも含めてすべてが「自分の時間」であることを意識する。

仕事用と家庭用が同じページだと、開いたときに他人に見られて困るというなら、しおりで隠す、右は仕事、左は家庭(その上に下敷きなどを乗せて隠す)など、工夫次第でなんとでもなる。

みほん

「自分時間」というのは「考え方」なので、実際には「何かの大型プロジェクトのリーダー」などの地位にいて、そちらに対する責任や業務が大きすぎるため、プライベートは二の次にならざるを得ないこともあるかもしれない。
だが、そんな時間が、老後まで続くことはほとんどない(ごく一握りの人、首相や大統領、会社の重役等を除いては)

だから、特に老いを意識し始めたら、仕事もプライベートも一緒にして、すべてが「自分時間」として、大切に日々を生きていきたい

3-何でも書く

自分マニュアルを作ってみる

手帳は「時間管理」ではなく「暮らしの管理」もできる。
つまり、「ここを見れば自分のすべてが分かる」という「自分マニュアル」のようなものだ。

これは、いわゆる「ノートタイプ」の手帳だと、ページの追加などができないため難しい。
システム手帳だと、その辺は自由自在、スケジュールとは別に「自分マニュアルページ」をセットすることもできる。
むしろ、それがシステム手帳の最大のメリットだ。(いわゆるカスタマイズというヤツ)

自分マニュアルを作って手帳にセットしよう!

例えば洋服のコーディネート」
 自分の手持ちの服やコーディネートを書いておくと、時間がない時にさっと選べる。

例えば献立」
 献立はネットを検索すればいくらでも出てくるが「今日食べるもの」を考えるのは結構面倒だ。だから「自分がよく作る料理(メイン)」と「それに合わせた副菜、汁物」などを書いておけば、考えつかない時にとりあえず何かしら料理ができる。

目次とインデックスをつける

自分にとって有益な情報を書いていても「どこに書いてあったっけ?」といちいち探していては、時間がもったいない。
アプリなら、検索すれば一発で出てくるが、紙の手帳はそこがネックだ。

そこで、アナログな方法だが「インデックス」をつける
「献立」「服」などを書いて、各ページに貼っておけば、すぐに探せる。

また、項目が増えすぎてしまった場合や、どんな項目に分けていたかを一目で見たい場合もある。
そんなときには、インデックスの項目名を「目次」として一覧で書き、ページの最初にセットする。

手帳をどんどん自分に馴染ませていく

手帳をカスタマイズすることで、スケジュールだけでなく、読んだ本の感想、ブログのネタ、家計簿など、人それぞれの生活に合わせてオリジナルな手帳が作れる。

カスタマイズされた手帳はオートクチュールのお洋服のようにピッタリと自分に合い、心地よい手帳ライフを作ってくれるもの。
その分、ちょっぴりハードルが高い部分もある。

だが、仕事のプロジェクトの進捗状況から犬のトリミングのこと、買いたい洋服のこと、数ヶ月先から始めたい趣味のことと、自分を一括して管理できる場所だ。
「自分時間」を大切にしたければ、手帳を活用するというのは、まずすべき「スキル」なのかもしれない。