年間計画を立てよう! 「年単位」で自分時間を作る

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手帳の使い方には正解はなく、万人にとって使いやすい方法もない。
人によってライフスタイルや性格や環境が違うのだから、それは当たり前のこと。

だが、すべての人にとって共通のこともあり、それについてはある程度の「正解」はある。
それは、年、月、日といった時間単位
これは、とりあえず太陽暦を利用している社会においては変えられない事実である。

だからと言って、絶対に「月単位」「日単位」で考える必要はないが、一般的な社会常識に従っていた方が楽なので、「太陽暦に沿った時間単位で手帳の使い方を考えること」は、ひとつの正解だと思う。

そして、(スケジュール)手帳も年月日という時間単位で作られているので、これは大いに利用する。
この「利用の仕方」がそれぞれ異なるが、ここではブログの執筆者miona流の「年月日と手帳の使い方」を紹介したい。

ちなみに、「miona流」とは「A4サイズウィークリー」を使うというもの(詳しくは「手帳の選び方を2つの視点と1つの結論で考える」へ)。

年単位で自分時間を作る3つの方法とは?

すべきことを書き込む

あらかじめ決まっている予定を入れる

自分の意思とは無関係に、「すでに定められた予定」がある。
例えば、仕事だったり、家族のイベントだったり、誰かの誕生日や記念日など。
これらは、具体的に「○月〇日」ということが決まっているため、手帳を購入したら、まっさらなスケジュール欄に書き込んでいく。
頭を使わずできる作業なので、まずはこれで、つかみはOK!

ざっくりとした予定を入れる

次に、仕事や家事の予定を入れていく。
例えば「3月は決算なので残業が多い」とか「12月に大掃除」「5月に衣替え」といったものだ。

といっても、これらの予定を年間計画として「○月〇日の○時に衣替えする」などと決めるのは難しい。
大抵は、その日が近づいてから予定を決めるが、「その時になってから考えよう」と思っていると、予定が渋滞してしまうことがある。
一つの月に予定が集中し、どれもこれも中途半端になり、上手に時間管理をすればできたであろうことができなくなる。

例えば、3月は忙しい…と何となく把握していたが、その月に大好きなアーティストのライブが少し遠方で開催されることになったとしたら、「忙しいからどうしよう」とパニックになったりする。
だが、上手に時間管理をしていたら、忙しい中でも何とか時間をやりくりして、「仕事もライブも」ちゃんと達成できる可能性もある。
時間は自分を主体に考えていきたい。

「年間予定表」にざっくり予定を入れる

「現段階では」日にちが確認していなくても、ざっくりとした予定は「年間計画表」に落とし込む。
ただ、市販の「Yearly Schedule」では、どうしても使いづらいため、自作のものを使っている。
参考になるかどうかわからないが、一応載せておこう。

mionaの年間計画表(A5サイズ)
1ページ3か月分で3か月ごとに大まかに流れをつかむ。

  • Work:仕事のざっくりした予定
  • Home:家事や家庭の行事※実際はもう少し具体的なことを書いている
  • PRIVATE:自分の夢、ブログの計画など
  • 犬マーク:愛犬の薬やトリミング予定
  • 最下部には自分の地区の平均気温をネットで調べて記載(おうち時間や外出の予定、洋服プランなどを考えやすい)

市販の年間計画表は日付が記載されているものがほとんどだが、年の初めに具体的な日にちを考えるのは難しいので、ざっくり「この時期は忙しそう」「この時期は寒いのでおうちでインテリアを整えよう」などと考えられたらよい、と思っている。

2-夢や目標を考える

年間計画表には、「自分の夢(目標)も落とし込む。
が、「自分の夢を手帳に落とし込む方法」について書く前に、まずは「今年の目標」を具体的に考えてリストアップしてみる(バケットリストとも連動させて)
大切なのは、「書くのは自由」ということだ。
書くだけなら、どんな大きな夢でも描いてよい。

行きたい場所、観たいもの

例えば…ペットと一緒に大分の星野リゾートに宿泊する
(かなり個人的な目標だが)
ペットとの時間は限られているので、一緒にお出かけプランは真っ先に立てるのである。

身につけたい知識・技能

例えば…英会話をマスター
マスター、とひとことで言っても「それは具体的にどんな状態なのか」が曖昧なので、「今年のゴール」は決めておく。
どうしても、頭の中で翻訳しながら聞いたり読んだりする癖があるので、「頭から英語を理解する」ことと、「とっさの場合に英語を話せること」が目標である(具体的な方法は次の項で)

日々過ごしていきたい暮らし

例えば…本をたくさん読む
読書などは、「今年のゴール」の基準が何だかあいまいになるが、「読んだ本の数(年間50冊など)」や「読書した時間(毎日1時間など)」でもよいかもしれない。

例えば…断捨離
断捨離を「イベント」として一気にやってしまう場合もあるが、性格的にムリなので、これは「日々の暮らし」の一つに取り入れている。
「食器を使いやすいものだけにする」とか、「読まない本をチェックして処分」とか、何かしら小さなテーマを設けて、それを達成するという目標を立ててみる。

挑戦したいこと

例えば…投資をやってみる
ほぼやったことがなく、ちょっとだけ興味のある分野について何かしら挑戦してみることは、特に年を重ねてからは非常に大切だと思う。
「投資」に興味はあれど、「何だかよくわからない」の一言で逃げていたが、それをやってみるというのが、挑戦したいことの一つ。

3-夢や目標を達成する日を決める

さて、「今年の目標」的なことを考えるだけでは達成しにくい。
「いつ」「どんなふうに」達成していくか、これを「年間計画表」に落とし込んでいく。
目標などは、思わぬ事態によって変わっていくことも多々ある(予定は未定)が、そのときは書き換えればよいので、とりあえず書いていく(消せるボールペンが便利である)。

「行きたい場所、観たいもの」を達成するには

「今年は北海道旅行に行く」という予定を1月に立てても、その段階から動き出す人は稀だ。
おおよその時期は決まっているが、具体的な日にちまでは決定していないもの場合は、とりあえずざっくりと「時期」を考えてみる。

例えば、「夏がよいが、盛夏はさすがに暑いので7月かな」と考えたら、「7月」の欄に「北海道」と書く。
そして、「具体的な日付を決める日」を逆算して考える

(この場合だと、1か月前の「6月」に「北海道旅行の日付決定」と決めるなど)

「いつとは決めていない」という目標があっても、とりあえず適当でもよいので「いつ行くのか」「いつ頃具体的に日程等決めるか」は考えて、計画表に書く
そして、そこから逆算し、「仕事の休みをとる日」や「予約をする日」を決めて、スケジュールに落とし込む。

身につけたい知識・技能を達成するには

「英語を身につける」の例として、上記では少し「手段」的なものを書いてしまったが、本来は「外国人の恋人を作って甘い愛の言葉を交わす」のような、「英語を身につけることで何をしたいのか」という目標から手段を考える方がよい。

もし、「外国人の恋人」が目標なら…
「外国人の恋人を作るために」→「SNSで片っ端からコメントしまくる」→「それを毎日続け、半年後にはその中の一人との関係を深める」のような流れになるかもしれない。

この例は、非現実的かもしれないが、そのくらいの「具体性」で目標達成を目指す(すると、ここで「非現実的」などと言っていることも現実になる可能性もある)。

日々過ごしていきたい暮らしを達成するには

「旅行」や「英会話」より曖昧になりやすいのが、日々の暮らしの目標だ。
今年は読書をするぞ! 断捨離するぞ! ヨガをするぞ!
といった継続的な目標は、「○月にする」という性質のものではないので、年間計画には書きにくい。

「年単位」「月単位」で決められないなら…「日単位」だ。
「いつするか」を、あらかじめ決めておく。

他の予定や目標もあるだろうから「毎日英会話を1時間」「読書を1時間」「ジョギングを1時間」…などと計画しても、24時間で毎日すべてを達成するには…現実的に時間足りない!ということになる。

年を重ねた大人は、「何をするか」と同時に「いつするか」も考えないと、本当の意味で「一生できない」可能性が高い。
だから、これは年間計画というより、毎日の計画として「年の初めに」考えておく方がよいだろう。
(詳しくは「月間、週間計画を立てよう! 「週単位」「月単位」で自分時間を作る3つの方法」へ)

挑戦したいことを達成するには

ずぶの素人から何かを挑戦する場合は、いきなり手を付けるのではなく、最初は「基礎知識」を身につけることから始まる
それは、詳しい人に教えてもらうとか、セミナーに行ってみるとか、習い事であれば教室を探してみるとかもある。
また、独学ならネットや動画でも情報を仕入れたり、書籍を数冊読んでみる。

miona式の「ずぶの素人から何かを始める方法」としては…
まずは家事でもしながらYoutubeでいくつかの動画を見て、その後、書籍を読んでみる、という手順で行う。

いきなり書籍から入ろうとすると、「どの本がよいのか」もわからず、ちょっとハードルが上がってしまうので、できるだけ入門時は簡単にしたいからだ(ただし、動画やネットだけの勉強では信ぴょう性も定かではなく、体系的に学べずに時間のムダになることも多いので、書籍はやはり読んだ方がよい

では、それをいつやるのか。
例えば「基礎知識を身につける時期(例えば2か月)」「口座を開設してスタートする時期(例えば4月から)」「少し慣れてさらに投資を進めていく時期(例えば10月から)」など、ざっくりスケジュールを組む。

「まったくのはじめて」だと、「勉強する期間」をやたら長くとってしまうこともあるが、ある程度集中して勉強したら、多少不安が残っても「実験的」にスタートしてみたほうがよい
例えば「投資」の場合は、あくまで「実験的」なので「勉強代」として「なくなってもいいや」と思える金額からはじめたい。
いきなり全財産をつぎ込むようなことは、金づちだった人がオリンピックに出るようなものだから、さすがにやめておいた方がよいだろう。

とにかくまずは計画し、それを実行できる時間を確保して実行する…
とくに「時間の確保」が計画達成には欠かせないことを忘れないようにしよう。