「どうでもいいこと」にエネルギーを使わない3つの方法

やりたいことをやる
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1日24時間の貴重な時間を、自分が好きなように使いたい。
そのためには、やりたくないことは極力減らすことになる。
けれど「やりたくない」と自覚していることだけでなく、「どうでもいいと思っていること」についても「貴重な時間」はやはり使わざるを得ない。

それを0にすることは不可能だが、「どうでもいい時間」にエネルギーを使わない3つの方法をまとめてみた。

1-時間の見直しをする

「どうでもよい時間」の中には、テレビ視聴時間など、減らそうと思えば減らせるものもあるが、どうでもよいと思っていても、削除できない時間も多い

例えば睡眠。
睡眠は削りやすいが、将来的な健康や、日中の活動の効率を考えると、やみくもに減らさない方がよい。自分に合った睡眠時間は必ず確保すべきもの。

例えば食事やお風呂。
食べることや清潔を保つことは、健康に生きていくのに不可欠。

例えば通勤。
そこにかかる時間そのものをは減らしにくい。

例えば家事。
家政婦を雇う、もしくは何でも喜んでやってくれる同居人がいるといった場合を除いて、やはりある程度はしなくてはいけない部分。

けれど、毎日の行動の中で、工夫次第ではちょっとした時間の見直しができることもある

「どうでもいい時間」は何らかの方法で「時短」したり、時間そのものを削ることが出来なかったら、その貴重な時間を自分にとって何かしら意味のあることにしてみる。

「意味のあること」は、人それぞれだ。

自分にとっては、やはり「健康」ほど貴重な財産はないと考えているため、ダイレクトに健康に直結する「睡眠」「食事」を削りたくはない。
ただし「食事の支度時間」はまだまだ見直せると思う。

家事なら…時短テクニックやグッズなど、かなり見直せる。
詳しくは、Youtubeの世界にあふれている「家事系動画」を参考にするとよい。

通勤時間は転職か引越しない限り減らすことはできないが、その時間を「意味あること」にする。
資格試験の勉強に費やして転職や給与アップにつなげるとか、自分がやりたいことにつながる読書や情報収集するとか、何だか意識高いことでもいいし、あえて「ボーっとする時間」にするとか。
満員電車で筋トレ、と考えてもよい。

「意味がない」「無駄だ」と思い続けるより、そこから逃れられないのなら、何かしら「自分にとって意味のあるもの」にする。

2-ルーティン化する

生活は「通勤時間」「お風呂」など、日々の繰り返される作業だけで成り立っていない。
毎朝、着ていく服を考える、お昼ご飯は何を食べる、といった「小さな意思決定」が無数にある。

人は「意思決定」にかなりのエネルギーを費やすという。
しかも、この意思決定とは、「大切なこと」「どうでもよいこと」のどちらであっても同じくらいのエネルギーが必要らしい。
「仕事を辞めるかどうするか」という一大決心も、「ランチはパスタかラーメンか」という些細な選択も、同じ「意思決定」で、同じく人を、というより正確には脳を疲れさせる、という。

スティーブ・ジョブズが同じ服ばかり着ていたのは有名な話。あれだけの発想をし続けるためには、毎日着る服のことで頭を悩ませるのは、本当に意思決定の無駄遣い以外の何物でもない。

確かに、おしゃれはしたいが、毎日服を選ぶのはおっくう。おいしいものは食べたいが、毎朝毎夕作るのも考えるのも面倒。
億劫や面倒が重なっていけば、だんだんすべてが億劫で面倒になっていく。本当にやりたいことでさえ。
けれど、着たい時だけ服を選び、食べたいときだけ食べるような生活をするわけにはいかない。

それならば、「意思決定」を徹底的になくすしかない。
そのカギは「ルーティン化」だ。

例えばお風呂の入る順番とかは、ほぼルーティン化している。「髪」→「体」→「顔」の順で洗うことを体が覚えている、つまりルーティン化しているから、毎日「今日はどこから洗おうかな」という意思決定をせずに済む。

決断はすぐに下せるよう、即決できる仕組みをつくったほうがいい、という

3-シンプル化する

とはいえ…服や食事など、「今日は何を着よう」「何を食べよう」と悩むのも、実は楽しみの一つ
残念ながら、ジョブズ氏にはなれないし、そもそも同じ服を着ていてもジョブズ氏と同じ発想ができるわけもない。

そこで、「ジョブズと面倒の中間」をとる。
「できるだけ」楽しみながら「できるだけ」楽をする。
「ルーティン化」ではなく「シンプル化」するのだ。

シンプルライフというと無印良品のようなイメージもあるが、「自分にとっての無駄なことをできるだけしない」という程度のことでよいと思う。
自分にとっての大切なことと、それほどでもないこと、それを分けてみることが、シンプル化の第一歩だと思う。

「どうでもいいこと」にエネルギーを使わない3つの方法を考えてみた結果

「どうでもいいこと」…それはある意味「とはいっても生活には必要なもの」であることも多い。
「どうでもいいこと」をきちんと心を込めて行えば、それは「丁寧な暮らし」にもつながっていく。

丁寧な暮らしと合理的な暮らし、どちらを選ぶかという極端な話でないし、自分にとって何がどうでもいいことなのかを、一つ一つ検証していこう