本気でおすすめしたい!ふるさと納税の返礼品

田舎の風景 整える時間
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ふるさと納税の返礼品に関しては、もはや「達人」としか言えない人たちもいます。
例えば、食料や生活必需品のほとんどをふるさと納税でまかなっていたり、いつどこで何を注文すれば、もっとも得するかなどを熟知していたりする人たち。

「いかに上手に返礼品を選ぶか」という視点もよいですが、ふるさと納税は娯楽の一つだと考えてもよいかもしれません。
思いがけない発見、思わぬような失敗、そして思いを遥かな地へ馳せる時間…
そんな体験が味わえる、ちょっとした旅のようなもの。

肩の力を抜いて楽しんでみたいですね。

ここでは実際に我が家に届いた返礼品のうち、本気でおすすめしたいものだけピックアップしています。
これ以外も色々と頼みましたが、個人的に少し物足りないと思ったものは外しています。

本気でおすすめしたい、実際に届いた返礼品

お肉

多くの自治体がお肉を返礼品にしている。お肉好きな場合は嬉しいところ。
我が家もお肉は好物だが、量が多いこま切れ肉などではなく、せっかくなので「いいお肉」を選んでいる。ステーキ牛を頼んでみたいところだが、ステーキを上手に焼く自信がなく、高級肉を無駄にしてはもったいないと思い、焼肉、すき焼き用が多い。

全国においしいお肉は多数あり、色々なお肉を食べてきたが、正直なところ、松坂牛と神戸牛の違いなどはわからない…。
実は若い頃は牛肉が苦手だったので、舌が肥えていないためかもしれないが、どうせわからないなら、「自分の住む地方(九州)の自治体から選ぶ」というマイルールに基づき、九州産のおいしいお肉を選ぶことにしている。

本気でおすすめしたいお肉の返礼品

壱岐牛(長崎県壱岐市)
おすすめ理由は、壱岐で「自然の中で走っている壱岐牛」を目撃したから。牛が走るのを見たのは、あれが最初で最後…になるかもしれない(牛歩ではなく牛走である)。壱岐牛がおいしいのは、のびのびと体を動かせる環境にあるからだと、信じている。

五島牛(長崎県五島市)
人生で食べたお肉の中で最もおいしかったのが五島牛。何でも、弥生時代の遺跡からも牛を飼育していた痕跡が発見され、日本最古の和牛という説も。とろけるような脂身は、決してくどくなく、旨みだけがじゅわっと口の中で広がる。

あか牛(熊本県南小国町)
牛肉は好きだが、脂っぽいのは胃にもたれる…というなら、これ。阿蘇の大自然の中で育った牛は、阿蘇の草原の香りがする。霜降り肉のようなさしは控えめだが、その分赤身肉のうまみを楽しめる。おまけにヘルシー! あか牛のおいしさは、年齢と経験を重ねたらわかる。あか牛はもはや「殿堂入り」である。

絶対に後悔しない返礼品と言えば米である。選ぶ場合は「定期便」がよい。(米は生鮮食品である)。コメに関しても、恐らくブランドによって味は異なるのだろうが、米そのものだけでなく、水や炊き方、炊飯器にもよって味は変わる。なので、それほどこだわりがない場合は、やはり九州産(特に米どころの佐賀県のもの)を選ぶ。

本気でおすすめしたい お米の返礼品 

無洗米(佐賀県みやき町)
福岡から佐賀へと向かうと、景色は次第に田園風景に変わっていく。街の暮らしに疲れると、季節ごとに色を変えていくその風景にとても癒される…という理由で、佐賀県のお米を注文する。やはり「顔が見える」ならぬ、風景が見えるものには安心してしまうのだ。

お菓子

お菓子に関しては、九州産だけでなく全国に目を向けた方が、様々なものを選べて旅行気分も味わえる。
だが、もっとも「当たりはずれ」が多いため、なるべくポータルサイト以外の情報をしっかり集める。

本気でおすすめしたい お菓子の返礼品

小城羊羹(佐賀県小城市)
鎖国時代、唯一の外国との窓口だった長崎から、貴重なお菓子の数々が全国に運ばれていった。小倉にかけてのその道は「シュガーロード」と呼ばれるようになったが、そんな時代に誕生したお菓子の一つ一般的な、ねっとりとした羊羹とは違い、外側がアイシングのように固められているので、歯ごたえも感じられる。コーヒーにも合い、日持ちもするのが嬉しい。

このほかの日持ちするおすすめのお菓子

瀬戸田レモンケーキ「島ごころ」(広島県尾道市)

日向のさざれ石(宮崎県延岡市)

アマンディーヌ(鹿児島県志布志市)

常温保存可能なもの

●飲み物
夏だったらジュースなど。
お茶を選ぶなら、緑茶は賞味期限が短いため、紅茶、ルイボスティーなどがよい。最近は「和紅茶」が人気で、まろやかな味わいが最高の癒し時間をくれる。
●缶詰など
サバ缶やシーチキンなどは、かなり長く持つのでおすすめ。

本気でおすすめしたい 常温保存可能な返礼品

鯖缶(長崎県松浦市)
鯖缶は、DHAたっぷりで、色々な料理に使えておいしく、何より常温保存できるので、返礼品として絶対に後悔しないものの一つ。様々な自治体が鯖缶を返礼品にしているが、シンプルな「水煮」を選ぶとアレンジしやすい。松浦市の鯖缶は、味に特徴があるわけではないが、だからこそ使いやすく重宝している。


海産物

海産物に関しては、ホタテ、カニ、鮭などは、やはり北国のものに軍配が上がるが、自治体縛りだと、他地方にも魅力ある商品が沢山!

本気でおすすめしたい 海産物の返礼品

鯛茶漬け(長崎県松浦市)
冷凍鯛の切り身を解凍し、熱々のご飯に乗せてお湯をかけるだけ! 上品な鯛の出汁と、厚切りの鯛の噛み応えがなんとも贅沢…。お刺身のレア感と、熱いごはんとお茶が口の中でミックスし、家にいながら料亭気分が味わえる。
実は松浦市は「アジフライの聖地」として知られ、アジの方が知名度が高いのだが、鯛茶漬けは調理が楽で、小分けされていて食べやすいので、まずはこちらを試してみてもよいかも。

戻りカツオのたたき(高知県黒潮町)
太平洋の豊かな海に面した黒潮町。高知県は「かつおのたたき」で有名だが、その中でも特に知名度の高い「明神水産」の戻りがつお。塩だけで味わう食べ方が推奨されているが、ポン酢、ニンニク、ショウガもセットになっているのでお好みで。