手帳の選び方を2つの視点と1つの結論で考える

スケジュールを管理する
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時間単位を軸にした手帳の選び方について、「月・週・日…3つの時間単位で手帳を比べる」にて紹介しているが、ここではまず、手帳の選び方を2つの視点で考え、そのうえで1つの結論を出してみたい

1-いつ、どこで使う? 手帳を使う環境を考えて大きさを選ぶ 

いつ、どこで手帳を使うか

手帳は、使わないと意味がない。
手帳を買ったはいいが、最初の数ページだけ書いて、うまく使えずに1年が終わってしまう…なんていうこともよくあるが、使うことをイメージせずに選んだからかもしれない。

つまり、「いつ」「どこで」手帳を使うか、を考えて手帳を選んでみる
常にカバンに入れて持ち歩く、会社のデスクに置いておく、ポケットに入れる…など、自分が手帳を書く環境を思い浮かべてみる。
手帳の大きさを決める時は、そういったことを考えてみたい。

手帳のサイズ4タイプ

手帳のサイズは、ざっと4種類ある(手帳メーカーによるオリジナルサイズもあるが、ここでは省略。

ミニサイズ→ちっちゃい!
文庫本よりも小さいくらいのかわいいサイズ。小さければ小さいほど、持ち運びしやすいのは当然だが、小さすぎると書きにくく、書く内容を選んで書かなければならない

バイブルサイズ→実はちょうど良い
ミニサイズよりちょっと大きめ。携帯できる大きさで、書き込みスペースもそこそこある。一番人気のサイズのため、種類も豊富

A4サイズ→大きすぎる
A4の書類と一緒の大きさでかなり大きめで、広げるとA3の大きさになってしまうため、携帯する人は少なく、机の上に置いておく、といった使い方が一般的。

A5サイズ→???
小さなバッグを持つ女性は携帯しにくく、さっと取り出してメモしにくい。ただ、書く欄はもちろん広いので、「携帯できて書きやすいぎりぎりのサイズ」というところ。

2-カスタマイズするか、楽にシンプルに管理するか

手帳は「製本の仕方」によって、大きく二つに分けられる。

巷で大人気な「ノートタイプ」

種類が豊富!

ノートのように製本されている手帳。大変人気が高いため、種類がとにかく多い。

ビジネス向けのシンプルなものから、キュートなギャル向けのものまで、実に豊富。
1年ごとに『どれにしようかな』と選ぶ楽しみもある。
「書く」だけではなく、例えば風水や今日の名言などが書かれたものもあり、読み物としても楽しめるものもある。
占い手帳、ペットの様子も記入できちゃう手帳、お小遣い帳も一緒になった手帳、仕事の管理がばっちりできるコーチング手帳、ワーキングマザーのためのいろいろ情報手帳、中には『福岡県民のための手帳』みたいなのも。
デザインもいろいろ。かわいい系、クール系、シンプル系…。

フォームが固定されている

ノートタイプの手帳は、最初からある程度の決まったフォームがあり、そのフォームやページの順番に従って書くだけなので、使う時に自分なりの工夫をする必要がない。

それは、最大の「ウリ」であるが、逆に自分のライフスタイルに合わせたカスタマイズが難しい
手帳の形式にもよるが、一冊の手帳で何もかも管理するには難しいこともある。
「必要ないページははずす」「もっとページを増やしたい」という臨機応変な対応がしにくい。

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カスタマイズ可能な「システム手帳タイプ」

自分好みにカスタマイズできる

6穴などのバインダーにリフィルを綴じて使う手帳。
リフィルはスケジュール管理用だけではなく、プロジェクト管理、読書日記、ダイエット記録…などなど、自分が「管理したいもの」だけを揃え、カスタマイズすることができる
「自作」のリフィルを作って挟むこともできるので、使い方は無限である。

活用するにはちょっとした工夫も必要

あらかじめフォームが用意され、後は書くだけの状態になっているノートタイプに比べ、システム手帳タイプを使う時は、手帳の「くせ」を知っておいた方がよい。

ページが取り外せるため、慣れないとごちゃごちゃになりやすく、結果的にノートタイプと同じような使い方しかできないこともある。
ノートタイプに比べると重く、携帯性に欠ける
デザイン的にも、ノートタイプに比べるとビジネスよりなので、「かわいい」「おしゃれ」なものを探しにくい

Bitly

手帳の選び方についてのたった1つの結論

A5サイズシステム手帳ウィークリー横型

手帳の選び方については、上記のポイントの他にも様々な視点があり、単なる「好み」の問題もあるし、何が正解かの結論を出すことはできない。
けれど、ここであえて一つの結論を出してみる。

正解は、A5サイズのシステム手帳(リフィルはウィークリー横型)である。

もちろん、ここで言う「正解」は、書き手のmionaにとっての正解であって、その他大勢の人すべてに当てはまるとは思っていない。
だが、手帳を使って「自分が何をしたいか」、手帳と「どんな暮らしをするか」を考えたとき、自分にとっての正解が、それなのだ。
以下、その理由を記していく。

ウィークリーを選ぶ理由

「時間管理」という目的で手帳を選ぶ際、デザインや大きさよりも「時間単位」を重視したい。
詳細は「月・週・日…3つの時間単位で手帳を比べる」に書いているが、ウィークリーは「1日の時間管理」と「1週間、1か月(場合によっては1年)」の時間管理がどちらも行いやすい。
使い方は、多少工夫が必要であるし、もっと「こうだったよいのに」と思う部分もあるが、現状ではやはりウィークリーを選んでしまう。

システム手帳を選ぶ理由

ノートタイプではなくシステム手帳を選ぶ理由は、「カスタマイズができる」という一点である。

  • 自分が好きなレフィルを買ってオリジナルな使い方をすることができる。
  • 自作のリフィルをプリントアウトして綴じることもできる。
  • スケジュールだけでなく、読んだ本の感想、ブログのネタ、家計簿など、人それぞれの生活に合わせてオリジナルな手帳が作れる。
  • ノートタイプはページを動かせないため、後から情報を追加したい時には別の(数ページ離れた)ところに書くしかないが、システム手帳はパチンと留め金を外して、ページを入れ替えれば良いだけなので、カテゴリー別にまとめやすい。

mionaの使い方は…

スケジュール管理に関しては、市販の1月はじまりのウィークリータイプのレフィルを使う。
フリータイプ(日付が印字されていないもの)もあるが、「日付を自分で書くのが面倒くさい」という理由で使っていない。
さらにオリジナリティを求めるなら、フリータイプも種類が割とあるのでオススメ。

スケジュール以外のページについては、自作のものを使っている。

A5を選ぶ理由

サイズとしては、バイブルサイズの方が「携帯性」「種類の豊富さ」の点で優れているが、「自作リフィル」を使用するため、あえてA5にしている。
自作とはいっても、きれいにPCなどで作ったものではなく、手書きで適当に線を引いたり、線すら引かずに箇条書きで適当に書くこともある。
その際、わざわざ「バイブルサイズ」に紙をカットするのは手間がかかるため、市場に最も流通しているA4サイズのコピー用紙を半分に切って使う方が作りやすい。

かさばる問題はこうする!

システム手帳は、「意識高い系ビジネスマン」をターゲットにしているのか、やたらと「重厚」で「高級感のある」ということを強調してるものが多い。
なんちゃらスキン(皮)を使用した、お値段5桁のものも、ざらである。
さらにA5サイズとなると、どうしてもサイズが大きいため、重くなりかさばりがち。

…が、意識高く重厚なものが欲しくてシステム手帳を使っているわけではない身としては、重くてかさばるものは持ちたくない。

そんな「かさばる問題」はこうやって解決する!

軽いカバーを使う
皮などのシステム手帳(カバー)ではなく、プラスチックの「バインダー(レフィル保管用として販売されているもの)を使用する。
デザイン的には安っぽいのは否めないが、好みのシールを貼るなどして、システム手帳の最大のメリット「カスタマイズ」を行う。

薄いサイズを使う
サイズと厚みを極力小さくした「スリム手帳」もある。
収納できる枚数が少なくなるのが欠点だが、必要な分だけ持ち歩くなどの工夫をすることもできる。
ノートタイプはイヤでも1年中のページを持ち歩かなくてはいけないのに対し、システム手帳タイプは終わった分をはずすこともできる。

実際、何時に何をするといった詳しい予定を『今すぐ』書く必要があるのは、せいぜい3ヶ月先くらいだ。
要するに、1月であれば3月までのページを持ち運べば十分。
万が一、先の予定が決まったら、後で書くようにする(スマホのメモ帳などを併用)。

とにかく、「こうだったらいいのにな」という一人一人の理想をかなえてくれるのが、システム手帳だ。