年間計画では「1年間の概ねこの時期にこういったことをしよう」とざっくり考える。
といっても、年の初めに予定していたことは、時が経つにつれてずれ込んだり、思いもよらないことが起こって計画を変更せざるをえなかったり、別の「やりたいこと」ができたりと、変更されがち。
予定は未定なので、年間計画の変更は大いにありだと思う。
また、漠然と計画を立てていても、日にちが近づかないとなかなか具体的なプランは立てにくいこともあったり、当初の予定通りいかないこともあるので、ざっくりと決めた年間計画を、月単位、週単位で修正、変更、追加する。
そして、具体的に「何月何日に実施するのか」を考える。
今回は、「週単位」「月単位」で自分時間を作る3つの方法についてまとめてみた。
1-月間、週間のルーティンを決めておく
前月末、前週末に翌週のスケジュールを立てる
1カ月の予定は前月末頃に、1週間の予定はに前週末頃に立て、スケジュール帳に落とし込む。
ちなみにmiona流だと、月間スケジュールは、月の真ん中あたりと25日あたりの2回チェックし、方向性を見直すようにしている。
1か月の間に何らかの事態が生じて、当初考えていた予定が変わってしまうことも多いためだ。
週間予定については「金曜日」に行っている(木曜のこともある)。
それは土日の計画も同時に立てているため、そして貴重な土日の休息日を「計画を立てる」ことに費やさないようにするためである。
あらかじめわかっていることはルーティン化する
月間、週間の予定を立てると言っても、すべての予定を1から立てるのではない。
あらかじめ月間、週間のルーティンを決めておき、決めるのは「それを具体的にいつやるのか」だけである。
ルーティンをリストアップしたものは、システム手帳にセットしている。
月間・週間ルーティンの例
・仕事ルーティン
仕事は概ね月間単位でルーティン化しているが(銀行に行く日など)、月によって休日の位置などが異なるため、どこかに仕事が集中しすぎないよう、スケジュール手帳に落とし込む。
・家事ルーティン
「15日は家政婦ごっこ(家政婦になったつもりでミニ大掃除をする、または決めた1カ所をピカピカにする)」
「第1週目は寝室の整理」(ベッドカバー洗濯、引き出しの整理など)
ルーティンも、可能な限り具体的に内容や手順を決めておく。
ただし、「どうしても予定通りできない」という事態も発生しがちなので、その場合は近い日にずらせるよう、若干の予備時間を持たせておく。
「曜日の決めごと」はしない!
「○曜日は○○する日」と「曜日ごと」の決めごとをしていたこともあったが、その○曜日になぜかすべきことが集中し、出来ないこともあった。
すると、翌週の○曜日まで、決めたルーティンを実施できなくなるため、曜日ごとの決めごとは最低限にしている。
2-目標と夢を決める
予定ではなく目標を実行する日を決める
仕事や家事などは、「義務」と言えるものなので、無理やりにでもスケジュールに組み込むことになるが、もう一つ大事なことは「目標」だ。
年間目標で決めたこと(例えば、「本をたくさん読む」を「○○の本を読む」など)を具体的に決めたり、「○○の店に行って□□を買う」のような、自分がワクワクすることも「いつするか」も、月間、週間計画の中で決めていく。
ただし、年間計画で考えていたことに対し、「修正」「変更」「見直し」は必ず発生する。
例えば、親の介護などに関わっていると、予定通りに行くことはほぼない(介護の状況が週単位、月単位で大きく変わっていくのだ→実体験より)
年間計画では「3月までには終わらせるぞ」と考えていたことが、何らかの事情によりほとんどできていないこともある。
その場合、「4月にずらす」「その目標は一旦あきらめて別の目標に取り組む」という見直しも行うのが、月間、週間計画だ。
休む時間を作る
「心と体を開放する時間」はできる限り作る。
これは、「仕事の休みの日」ではなく「自分が休める日(時間)」のことだ。
人によっては(mionaの場合もそうだが)、土日は家族の用事などでバタバタして落ち着かないまま終わってしまうこともある。
そうであれば、平日のどこかにリラックスタイムを探す。
そんな風に、1週間を俯瞰で見て、バランスを考えながら予定を立てていく。
休日に心と体を開放するために…
「まとまった時間」として土日を家事などに費やしていたこともあったが、家事は「目標」や「やりたいこと」ではない人も多い(家事が趣味なら別だが)。
せっかくのまとまった「休む日」を「義務」や「やりたくないこと」で費やすのはもったいないため、可能な限り休日以外の時間に「分散」して行う。
例えば、「お風呂のカビ取り」のような家事は、「朝、カビ取り剤」をカビに振りかける(所要時間1、2分)、「夕方、水で流す(所要時間2、3分)」と分散すれば、すぐできる。
(掃除系は「放置時間」を有効活用すると効果も出やすく、自分も楽である)
休める日、休める時間は、自分が最も心と体を解放でき、わくわくできるような最高の時間にしていきたい。
3-スキマ時間にすることを考えておく
中途半端な時間には意識高い活動を!…はムリなら
どんなに予定を立てていても、そもそも「予定は未定」で、完璧にその通りに行くはずはなく、「時間が足りなかった」とか「やる気が起きなかった」とかいった事態も多々ある。
そして逆に「なんか中途半端に時間ができてしまった」ということもある。
ほぼ毎日発生する中途半端な時間に「勉強でもしよう!」
…と、すぐに切り替えられる人なら良いが、少なくとも自分はできない。
しかし、勉強のような「意識高い」ことはムリでも、スマホの写真整理などの単純で頭も体も動かさないようなことだったらできたりする。
スキマ時間にできることをリストアップする
そこで、「スキマ時間にできること」を、あらかじめリストアップしておき、「何だか時間ができた」という時にそれを見て、気が向いたものをやってみる。
例えばこんな「スキマ時間のためのリスト」
「Youtubeの『後で見る』に保存していた面白そうな動画を見る」というゆるいもの
「冷蔵庫の掃除」「引き出しの整理」のような単純作業
「写真ホルダーの整理」などの「いつかやろうと思っていたこと」
スキマ時間用のリストのポイント
- やり始めて途中で飽きても、すぐ辞められるもの
- 多少疲れていてもできること
- しなくても実は困らないことなど、でもやっちゃったらすっきりすること
もちろん「ただボーッとする」でもよいが、実際のところ、「ただボーッと」するのは難しく、「寝る」とか「SNS」とか「テレビ」とか、結構色々何かしらやっている。
それも「スキマ時間リスト」に入れてもよい。
それらは意識低い時間の使い方かもしれないが、少なくとも客観的に自分時間を見直すことはできるので、その時点で「意識高い時間」といえる。