料理の時短は「時短調理グッズを揃える」「時短料理を作る」「宅配を利用する」といった、一部だけの時短ではなく、「献立決めから後片付け、キッチンの掃除まで」を含めて考えなければいけない。
食事についてのカテゴリーで、料理についての時短もまとめているが、それをスケジュールの面からまとめなおしてみる。
買い物に行く
まとめ買いが基本
宅配を利用する方法もあるが、実際に店頭に並んでいるものを自分の目で見て確認する方が、旬の物や食べたいものが分かりやすいし、在宅ワークの気分転換にもなるので、直接購入している。
と言っても毎日ではなく、週2、3回程度のまとめ買いが基本。
購入する内容は以下の通り。
- メインになるもの(肉、魚)は3、4種類程度
- 野菜は、日持ちするものは「なくなりそうだったら購入」、多めに買っても冷凍できそうなもの(切って冷凍→キノコ類、茹でて冷凍→ブロッコリーなど)は多めに、その他は10種類程度(青菜2種、旬の野菜2種、サラダ野菜2種、万能野菜2種、その他食べたいもの2種など)。
- 豆腐類は必須
- 牛乳、卵などは在庫が少なかったら補充として購入
- その他は「買い物メモ(次項)」を見て購入
食材をチェックしながら献立をざっと決める
帰宅するとすぐに冷蔵庫等に買い物したものを収納。
その後、適当なタイミングで購入したものをリストにしていく。
紙やホワイトボードに書いて壁に貼るのが分かりやすい。スマホを使ってもよいが、料理中に見たいときなどは、スマホを触りたくないため、私はアナログな手書き派である。
書いたものを眺めながら在庫をチェックし、足りないものを「買い物メモ」に書いたり、献立をざっと決めていく。なお、「買い物メモ」は、料理を作りながら消費した食材や思いついたものも書いておく。
一見、面倒な作業だが、食品ロスもなくなるし、いちいち冷蔵庫を開けて在庫をチェックする必要もなく楽である。
食材を見ながら献立をざっくり決めていく。いざ作るときになって変更してもOKだが、何かしら決めておくと、とりあえず「あとは作るだけ」なので、気分が楽になる。
よく作る料理はリストアップしておく
食材だけ見てもなかなか思い浮かばない時のために、「よく作る料理」「簡単にできる料理」「得意な料理」はまとめておく。
私はパソコンで整理(作り方と共にWordに書き、すぐ検索できるよう見出しをつけているだけ)している。
リストアップの方法
- カテゴリーで分けておく
- 魚料理、野菜料理など
- 調理の仕方を書いておく
- 焼く(パン粉焼き、塩焼き、ムニエル、バターポン酢…)
- 煮る(普通の煮つけ、味噌煮、おろし煮…)
- 材料別にも料理を書いておく
- 例)エビで…(エビマヨ、エビチリ…)
このリストは、作ったことのない料理、ほとんど作らない料理は入れていない。
エビなどは「エビフライ」などという料理が存在していることは知っているし、大好物なのだが、家ではほとんどしないため、書いていない。
また、カテゴリーなどは、きっちり分けずに適当にしている。
PCで整理していると、例えば「アスパラガスとエビ炒め」のような料理を、「アスパラガスの項に書いたっけ? エビだったっけ?」とわからなくなっても「エビ」で検索すれば出てくるので、探しやすいという大きな利点がある。
このリストは、一度作ったら終わりではなく、新たにレシピや作り方を覚えたら、追加修正を行う。
また、リストの並べ方自体も使いやすいように工夫しなおしたりする。だから、修正がしやすいPCが、出来ればおすすめである。
いざ!調理!
とりあえず冷蔵庫の野菜を全部出す
料理をするときは、使う食材をとりあえずすべて調理台に出す。
メインに関しては、突然変更することはほぼないが、野菜に関しては「使うかつかわないかわからないもの」も出して、様々な料理に加えることもある。
意外と「切る」作業に時間がかかるため、一気に切ってしまう方がよい。できれば次の日の料理もイメージして切っておくとパーフェクト。
タイマーを駆使して、あちこち意識が分散しないよう集中して調理
調理は、時間のかかる料理からすぐ出来る料理、という順番で調理していく…のはみんなやっていることだろう。
タイマーを駆使し、低温を心がけてじっくり調理していく。(タイマーがないと、火にかけていたことを忘れて焦がしてしまった…という経験は、もしかしたら人より多いかもしれない)
なるべく調理に使うグッズや鍋、皿は少なくすることも心がける。
副菜は多めに作る
副菜は、数日同じものを出してもよい。というより、例えばひじきの煮物やきんぴらごぼう、ポテトサラダなどは「常備菜」として毎日テーブルにあってもよいくらいだ。
だから、作るときは「3日分」くらいは意識する。
ちなみに、土日などのまとまった時間にまとめて調理する「作り置き」は、何時間もキッチンに立つのが苦手なので取り入れていない。
その他のテクニック
- 煮物はレンジで作る。
- オーブン料理(クッキングシートに材料を並べて180℃、30~35分焼く)
- 作り置き(フリージング)
盛り付けと後片付け
鍋ごと出す
温かいものは温かいうちに食べた方がおいしいよね? という理由をつけて鍋を大皿として使う。とはいえ、さすがに「いかにも鍋」は手抜き感が溢れまくっているので、「取っ手が取れる鍋」で何となくおしゃれに見せる。
タイムリミットを決めて後片付けする
我が家には食洗器があるので、少しは楽ができるが、キッチンの掃除や残った食材等の処理など(ラップして冷蔵庫に入れ、翌日食べることが多い)という「見えない家事」的な作業も後片付けに含まれる。食洗器があるから何もしなくてよい、というわけにはいかないのだ。
それを前提に、タイマーや時計を使い「〇分間ですべて終わらせる」ことを決め、一気に片付ける。「さあ片づけるぞ」と思ってから、15~20分が勝負だ。
味付けいろいろ
- 味噌漬け焼き(3時間漬け込む):豚肉など
- 酒 大さじ3、みりん 大さじ3、砂糖 大さじ1、味噌 大さじ3、生姜 小さじ1
- 塩麹レモン
- レモン 大さじ1/2、塩麴 大さじ2、砂糖 大さじ1/2、にんにく 大さじ1/3
- 韓国風
- 酒 大さじ1、砂糖 小さじ 1/2、醤油 大さじ1、コチュジャン 大さじ1、生姜 小さじ1/2、にんにく 小さじ1/2
- 和風(オーブン料理に回しかける)
- ごま油 大さじ3、醤油 大さじ3、酒・みりん 大さじ3、にんにく 2かけ、すりごま
- 洋風(オーブン料理に回しかける)
- オリーブオイル 大さじ3、塩胡椒(粒マスタード 大さじ3、はちみつ 大さじ1)