24時間は意外と長い。
丸々24時間を使ったら、きっとかなりのことができるだろう。
が、もちろん休みなく24時間何かをし続けることはかなり難しいし、1日だけならともかく、そんな生活を毎日続けることはできない。
そこで、24時間をフルに使うのではなく上手に使うこと、これで人生のほぼすべてが決まってくる、と言って過言ではない。
今回は、「日単位」で自分時間を作る3つの方法についてまとめてみた。
1日のスケジュールを整理する
1日のスケジュールを整理してみる
1日のスケジュールを組む前に、まずは今現在のスケジュールを整理する。
可能な限り、起きてから寝るまでのスケジュールを「分刻み」で書いてみる。
例外として、「会社にいる時間 9時~18時」のような書き方でもよい。
仕事時間であっても、昼休みの時間の使い方は「自分時間」にできることもあるが、それはここでは考えなくてもよい。
朝は何時に起きて、何時から何時までは何をしているか?
夜の時間は何をしているか?
特に予定のない休日はどんなふうに過ごしているか?
Youtubeで「モーニング・ルーティン」という動画をアップしている人もいるが、朝のスケジュールは概ね決まっている人が多い。
頭が回っていない寝起きの状態では、とりあえず何も考えなくても体が動くよう、ルーティンを決めていた方が効率的に動けるからだろう。
空き時間を探す
今のスケジュールを書き出してみると、「あれ、この時間は何をやっているのだろう」とわからなくなる部分がある。
毎日毎日雑事に追われて時間がない!と思っていたのに、意外と時間があることに気づくこともある。
お金の使い方もそうだが「何に使ったのかわからない」ことがあっても、今手元にないということは、確実に「何か」に使っているということだ
お金とは違って、「手元にない」ことすらわかりにくい時間の場合は、一度書いてみることで、「自分の時間」がくっくりと見えるようになる。
1日を区切ってみる
1日を区切る単位を決める
1日を整理するときには「分単位」で書き起こすとよいが、実際に毎日分単位で生活することは難しい。
「歯磨きは6:54~6:57、着替えは6:57~7:04」などと決めて毎日実行するのは不可能に近い(挑戦したことはないが、恐らく不可能だろう)。
そこで、もっとざっくりと時間を区切り、ある時間内で「あれとこれとそれをする」と決めてみる。
簡単なのは、朝(起きてからお昼まで)、昼(お昼から夕方帰宅するまで)、夜(帰宅してから寝るまで)の3つに区切る方法だが、これはライフスタイルによる。
日々、定時に会社に出勤し、ほぼ定時かプラスアルファで帰宅する、という生活の場合は「朝~帰宅まで」「夜」の二つになるかもしれない。
miona流の時間の区切り方~6つに区切る
miona流だと、「朝」「昼」よりも、むしろ「夜」に「何だかぽっかり時間が空いた」と感じることが多いことと、細かく区切ったほうが「今すること」が明確になりやすいため、多めに区切っている。
1. 朝時間(起きてから仕事まで)
朝活などができればカッコよいが、mionaは朝が苦手なため「ボーッとしてもできること」「必要最小限のこと」だけをする時間にあてている。(身支度、朝食、ワンコの世話、仕事の準備など)
2. 午前時間(仕事開始からお昼まで)
ゴールデンタイムといって、最も集中力や想像力を必要とする仕事や家事をするに最適だという。頭がさえているため、ここで一気に集中できる作業をする。
3. 午後時間(お昼から仕事終了まで)
特に食後、それから14時あたりは頭がぼんやりしてくるため、同じ量の仕事をしても、午前と比べると質が倍くらい違う。あまり頭を使わないことに取り組むか、もしくは午前の仕事の延長で行えることをする。
4. 夕時間(仕事終了から夕食まで)
夕食づくり、食事、片付け、合間にちょっとした家事。ここに「第二の仕事時間」のようなことがやってくるが、出来るだけ機械的に片づける。
5. 晩時間(夕食からお風呂まで)※「晩」とは「人が起きている時間」というのが本来の意味らしい
スキマ時間が発生しやすいので、何かテーマを設けてその時間として確保しておく。(家事時間、テレビ時間、勉強時間、ブログ時間‥‥など)。
これは、2つのやり方がある。
1)やることを固定しない ←mionaはこっち
「この時間は○○する」と固定してしまうと、気が乗らない日にはできないため、日によって変えることが多い(スキマ時間リストを見て選ぶことも)。
2)やることを固定する ←以前はこっちだった
例えば、この時間は全て「家事時間」など固定してしまう方法もある。つまり、家事以外の趣味や読書は基本的にはせず、家事や「家事に準ずるもの」であれば何をしてもよい時間などと決めておく。
6. 夜時間(お風呂から寝るまで)※「夜」とは「日が沈んだ時間」というのが本来の意味らしい
お風呂に入ったら面倒なことはしたくなるため、この時間はスキンケアしながら動画を見る、軽いヨガ、髪を乾かしながら電子書籍を読む、iPhoneでスクショした有益な情報を整理する、手帳をつける、翌日の献立や服装を考える…といったのんびりタイムである。
翌日Plan(手帳)、写真・iPhone整理、美容、英語リスニング、翌日の服、アイロン、洗濯、充電、ヨガ、読書、動画鑑賞
ちなみに10時からは洗濯タイムでもある(オール電化なので深夜料金を利用するため。洗濯機をセットして干すだけだが。)。
1日の予定をスケジュールに落とし込む
ちょっとずつする
1日のスケジュールを毎日組むのは慣れないと大変だが、「まとまった時間」ではなく「ちょっとずつ」何かを出来るという点は、大きなメリットだ。
特に家事などは「平日のどこか」でちょっとずつ済ませる方が、休日の時間を有意義に使える。
また、先の予定であっても「その予定のために今できること」を「ちょっとずつ」する。
mionaのように、晩や夜時間に「あれもこれも」と考えていても、結局できない場合もあるかもしれない。
けれど、「スキマ時間」は1日のあらゆる場所に存在する。
電車に乗っていてスマホくらいしかできない場合は「ネットで調べものして、重要なことをスクショ」→寝る前や仕事の昼休みにスクショしたものを整理などができる。
家事なども「5分でできること」を決めておき、1日5分だけ頑張ってみる。
本当に忙しく、息つく間もない時もあるかもしれないが、スキマ時間を見つけてちょっとずつ何かをすることで、人生が楽で豊かになる可能性もある。
今日すべき3つのことを決める
色々やろうと思ってTODOリストに書いてはいるものの、何だか面倒くさくてなかなか手を付けられない…
という、mionaのような場合は、とりあえず「今日すべきことを必ず3つ決める」。
そして、チェックボックスと一緒に手帳に書いておく。
例えば…
□夫の服のアイロンがけ
□投資の本を1章だけでも読む
□引き出しの下着コーナーを整理する
3つでも5つでもよいし、時間がかかりそうなら一つの予定を区切ってもよい。
だが、5つもあるとやる前から面倒になるため、きりの良い「3つ」にしている。
二人に聞いてみた! 手帳はこう選ぶ、こう使う!
特に人気の高い手帳を使っている人(2人)に聞いてみた。
ノートタイプ代表 ほぼ日手帳
- 糸井重里プロデュースのシンプルでセンスのあるデザイン、自由な使い方で、女性や学生を中心に人気。
- カバーの種類や付属グッズの種類も豊富なことから、持っているだけで楽しくなるような工夫がなされている。
- 「時間を管理する」というより、日記やイラストなど自由に何でも書き込んで、「書くこと」を楽しもうというコンセプト。
- 片側1ページに1日分を書き込む方式。
- 常に利用者の声を聴いてマイナーチェンジを繰り返しながら、よいものを作っていこうとする姿勢も人気の秘密かも。
利用者(Cさん)は…
音楽や写真を撮るのが好きというアーティストタイプの彼女、自由に自分自身を表現できるこの手帳がお気に入りです。
システムタイプ代表 フランクリン手帳
- 仕事、家庭、プライベート、夢などをバランスよくこなしていくことで、「こうなりたい自分」に導いてくれる手帳。
- といっても、「こうなりたい自分」すらよくわからない…なんて人もいるだろうけど、そういう人にこそ、おすすめ。
- スターターセットには、自分を見つめなおすためのヒントがたくさん載っていて、いくつかの質問も用意されている。
- 質問に答えていくうちに「自分はこういうことをしたかったのだ。こういう人間になりたかったのだ」ということがだんだん見えてくる。
- それを文字で書き起こし、具体的な実行プランを決めて、手帳に落とし込んでいく。
- そして「プランが実行できたか」をチェックしながら、夢を実現させていく…という流れになっている。
- 自分の「習慣」を変えて、よりよい人間になるためのヒントが満載、レフィルも豊富で使いやすい。
- 使用者はビジネスマンが多く、実際、「ビジネスでの成功」に焦点を当てたようなところがあるが、「夢を持って、その夢をちゃんと実現させたい」と思っている人なら、この手帳は使える。
利用者(Sさん)は…
会社の経営者だが、もっと自分を磨きたいと考えている彼、手帳を使い始めた頃はうまく使いこなせなかったが、4年目の今、仕事とプライベートのバランスもとれるようになり自信がついたとのこと。
選ぶなら…どっち!?
ひとことで言うと、「ほぼ日」はカジュアル、「フランクリン」はビジネス、というイメージ。
では、そういう視点で選べばいいのか…というと、それだけではない。
『手帳で何がしたいか』が、選ぶための大切なポイントになってくると思う。
- 管理したい、未来の夢を叶えたいなら >>『フランクリン手帳』
- こうなりたい自分、こうしたい予定を未来の手帳に埋め込む。
- 記録したい、過去を大切にしたいなら >>『ほぼ日手帳』
- 楽しいこと、感動したこと、読んでよかった本、毎日の記録など、一般的には『日記』と呼ばれているようなことを『手帳』に記す。
もちろん、『ほぼ日』で管理してもいいし、『フランクリン』で記録してもOKですが、「どちらかの目的に対し、より使いやすい」という点で、上記のような大まかな分け方ができる。