年齢を重ねるにつれ、髪のツヤ・ハリ・ボリュームなどが少しずつ変化してくるので、ケアの仕方で印象がぐっと変わります。髪質を守り、若々しく見せるためにお金をかけている方は、どんなケアをしているのでしょうか。
ヘアケアにお金をきちんとかける!
美容院で「守りのケア」
2か月に一度のカラー・トリートメント・カットは、ヘアケアの基礎。今後のポイントは「カラーによるダメージを最小限に抑える工夫」です。
多くの方が取り入れている方法
- オイルカラー/低刺激カラーに変更
→ 頭皮への負担が少なく、色持ちが良いタイプ(例:イルミナカラー、オーガニックカラーなど)。 - ヘッドスパを定期的に追加
→ 血行促進、皮脂バランス改善、抜け毛予防に効果的。特に「炭酸スパ」や「酵素スパ」は頭皮環境の改善に◎。
自宅では“日々のケア”を質の高いものに
年齢髪には保湿と補修成分がしっかり入っているものを選ぶとより効果的です。
- シャンプー・トリートメントをエイジングケア向けに
→ 例:
・「オージュア(Aujua)」のエイジングスパ、イミュライズシリーズ
・「コタ アイケア」シリーズ(番号が大きいほどしっとり)
・「エヌドット(N.)」ナリッシング系ライン - 洗い流さないトリートメントを使用
→ タオルドライ後に1~2プッシュ、毛先中心に。熱(ドライヤー・アイロン)から守るヒートプロテクト付きが理想。 - 週1〜2回の集中ケアマスク
→ サロン専売の高保湿マスク(例:ケラスターゼ、ミルボン)を使うとツヤ・まとまりが出やすくなります。
頭皮ケアも「髪の土台」として重要
年齢を重ねると、髪質の変化よりも頭皮の乾燥や硬化が影響することが多いです。
- 頭皮用美容液(スカルプセラム)を使う
→ 例:
・アデノバイタル(資生堂)
・ポーラ フォルム
・エステシモ セルサート - 週1〜2回の頭皮マッサージ
→ 指の腹で優しく円を描くようにマッサージ。血流促進+リフトアップ効果も。 - ドライヤーを変える
→ ナノケア(Panasonic)やリファビューテックドライヤーなど、乾かしながら潤いを保てるタイプを使う方が多いです。
白髪ケアの工夫
市販のカラーリング剤は髪のパサつきやダメージに注意。
- カラーシャンプー(アッシュ/ブラウン系)で退色を防ぐ。
- 「カラートリートメント(ルプルプ、利尻など)」を週1に変更し、「白髪隠しスティック」などで部分対応する方法も。→ 全体の負担を軽くしつつ、ツヤを保てます。
ライフスタイル面のサポート
髪は「食・睡眠・ホルモンバランス」にも左右されます。実は、美しい髪の方ほどタンパク質と鉄・亜鉛の摂取を意識しています。
- 鶏むね肉・卵・豆腐などを1日1食はしっかり摂る
- サプリなら「ヘアサプリ(例:パントガール、DHCヘム鉄)」などを補助的に
- 睡眠前のストレス緩和(入浴・ストレッチ)も重要です
おすすめヘアケア製品
年齢髪・白髪染めされている髪は「内部のダメージ」「キューティクルの乱れ」「頭皮の硬さ・血行低下」などがボリューム低下・ツヤ喪失・白髪などの原因になります。
下記ブランド(特にオージュア)は「年齢を重ねた髪・頭皮」を明確にターゲットにしており、サロン品質で「髪を守る+立ち上げる」ことに重点を置いています。
ボリュームケアでは「軽さ」が重要。重たいトリートメントをつけすぎると逆に髪が寝てしまうため、根元~中間→毛先で使い分けることが効果的。
白髪対策では、染めるだけでなく「頭皮環境を整える」「染め負担を少なくする」「リタッチをスマートにする」ことがポイントです。
ハイグレード/サロン級
- ミルボン オージュア エイジングスパ シャンプー 500 mL
- “年齢髪”“頭皮硬化/ボリューム低下”をターゲットとしたラインです。頭皮を柔らかく保ち、毛髪がふんわり立ち上がる感触を目指しています。
- シャンプー+マスクを組み合わせることで「頭皮から毛先まで」のケアができます。
- サロンの取り扱いも多く、「プロ仕様」の安心感があります。
- ミルボン オージュア エイジングスパ リラクシングマスク
- 上のシャンプーと併用するマスク(集中ケア)用。特に「頭頂部のボリュームケア」に言及あり。
- 週1回のスペシャルケアとして使うと、手触り・まとまり・立ち上がりが違ってきます。
ボリュームアップに特化
- オルビス エッセンスイン ヘアマスク
- 比較的価格も抑えめで、毎週使いやすい。軽めの感触でふんわり仕上げたい時に向きます。
- TSUBAKI プレミアムリペアマスク 180 g
- ヘアマスクとしてコストパフォーマンスがよく、毎週というより「2週間に1回」などで補助的に使っても◎。
白髪対策・エイジングケアバランス
- ミルボン オージュア イミュライズ シャンプー
- 年齢髪(ダメージ、カラー複数回、ハリ・コシ低下)に対応したライン。白髪染めをされている方にも適しています。
- フィーノ プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアマスク 230 g
- 洗い流すタイプのトリートメントとして、ダメージ補修をしつつ次のカラーまでの“つなぎ”ケアとしても使いやすいアイテム。
髪質改善スケジュール(1か月~3か月スパン)
「白髪染め負担を減らす」「ボリュームを復活させる」「頭皮を元気にする」ことを目的としたスケジュール。
毎日(日常ケア)
- シャンプー:朝/夜どちらでもOK。上記の“年齢髪対応シャンプー”(例:オージュア エイジングスパシャンプー)を使用。
- トリートメント/コンディショナー:毛先に重点的に。中間~毛先用に“軽めのマスク”や“毎週使えるマスク”を選択。
- 洗い流さないトリートメント(ナイトケア含む):タオルドライ後(7割乾きくらい)に少量、毛先中心に塗布。ドライヤー前の保護にもなります。
- 頭皮ケア:シャンプー時に軽く頭皮マッサージ(指の腹で30~60秒)→血行促進。特に頭頂部・分け目を意識。
週に1回(集中ケアデー)
- ヘアマスク:上記で紹介した“集中マスク”(例:オージュア リラクシングマスク)を使用。シャンプー後、頭皮も少し覆うように、5〜10分くらい置いてケア。
- 頭皮専用ケア:週1回、頭皮用美容液+軽いマッサージ。頭皮が硬くなっているとボリューム低下につながるため、頭皮環境改善が鍵。
- カラートリートメント:週1で「50の恵み」で白髪染め。髪・頭皮のダメージを回避するため、マスク+頭皮ケアの集中日に合わせると効果的です(例えば、マスク+カラートリートメントを同じ日、または日をずらして)。
毎月(~2か月)
- 美容院へ:現在のペースを維持。
- リタッチカラー(根元だけ染める)+低ダメージカラー
- 頭皮スパ(炭酸スパ・酵素スパ)+ボリュームアップ用カット・レイヤー相談
- 家では、2か月に1回美容院の前週あたりに“スペシャルケア”を入れると良いです。例:マスク+頭皮美容液+集中マッサージ。
3か月ごと(振り返り&調整)
- 髪の立ち上がり/ボリューム具合をチェック。写真を撮っておくと変化がわかりやすいです。
- 白髪の伸び具合・染まり具合を確認し、カラートリートメント+美容院カラーの頻度が適切か見直す。
- 頭皮の状態(かゆみ/硬さ/べたつき)をチェック。必要であれば頭皮専門ケアに相談。
- 製品の使用感(重さ・香り・仕上がり)を振り返り、もし“重い”“ベタつく”などがあれば、軽めのラインに変更検討。
具体スケジュール例(1か月)
| 月 | シャンプー+コンディショナー(普段)+頭皮マッサージ |
| 火 | シャンプー+洗い流さないトリートメント |
| 水 | シャンプー+マスク(集中ケア)+カラートリートメント |
| 木 | シャンプー+軽めトリートメント |
| 金 | シャンプー+洗い流さないトリートメント+ブロー時に根元用ワックスやミスト(ボリューム用) |
| 土 | シャンプー+マスク or ヘアオイル+ゆったり頭皮マッサージ(特に頭頂部) |
| 日 | リラックス日。ドライヤーレス/または低温モードで乾かす。頭皮ケア重点。 |
このサイクルを3〜4週間続けたら、美容院の日が来ます。
補足・注意点
- トリートメントやマスクを「根元近く」にたっぷりつけすぎると髪がペタッとしやすいので、中間~毛先重点に使うのがコツです。
- 根元~頭皮区域は「シャンプー・頭皮マッサージ・頭皮美容液」の範囲にして、マスクは髪の部分と使い分けてください。
- カラートリートメント(「50の恵み」)は便利ですが、毎週の使用で毛髪・頭皮に少しずつ負担がかかることもありますので、上記スケジュールで「頭皮・髪の補修週」を設けたのはそのためです。
- 最後に:髪のボリューム低下は「栄養・睡眠・運動」も影響します。タンパク質(鶏肉・卵・豆類)を意識、睡眠6時間以上、適度な運動・頭皮マッサージで血流促進も並行すると効果が出やすいです。