【時間】やりたくないことがむしろ多い理由

やってみる
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人生は、時間の使い方で決まる。
24時間を最大限に活用して、自分らしい納得いく人生を送れば、幸せになれる。

幸せとは「自分らしい人生を送れる」こと。
自分らしい人生を送るいうのは、やりたいことをやるということ。
つまりは、やりたくないことをやらないこと。

とはいえ、生活する以上、「やりたくないこと」の方が、むしろ多い。
「やりたくないことをやらない」ためには、たくさんの「やりたくないこともやる」必要がある。

そもそも、なぜこんなにも「やりたくないこと」が多いのか、その理由をまとめてみた。

人の生活はそもそもやりたくないことでできているから

リアルな生活では「やりたくないこと」が大半をしめている気がする。

やりたくないことの筆頭は「仕事」だろう。
全員がそういうわけではないと思うし、むしろ人生の中で最高にやりたいことは仕事である、という人も多いと思う。
正直、そう思える人は本当に勝ち組だと思うし、運もよかったのだろうと思うし、努力もしたのだろうなとも思うし、羨ましいと思う。
だが、彼らもまったく「やりたくないこと」をやらなかったわけではなく、むしろ駆け出し時代はやりたくないことばかりだったかもしれない。

一方、仕事についてのアンケートをとったら、「したくない」「どちらかというとしたくない」「あまりしたくない」「まったくしたくない」などと回答する人は、やはりかなり多いだろう。
しかし、回答者の多くは、実際には仕事をしている。
「やりたくないこと」であっても、ちゃんとやっている、それはむしろ非常に褒め称えられるべきことだ。

そもそも、人の生活は「やりたくないこと」で成り立っていると思う。

かつて…縄文時代辺りまでに遡ってみると、野生動物とほぼ同じで、起きている間中、生きるためにすべきことをやるだけで一生を終えていたのではないかと思う。
人が「やりたいこと」の存在に気づいたのは、ある程度生活や社会が安定してからではないだろうか。

世の中には、例えば親が裕福とか、とても運が良くて、といった理由から、特に努力しなくても資金や才能などに恵まれた人もいる。
が、多くの人は何かしら頑張ってきて、その成果として生きていくために必要なことを身につけている。

生きていくこと、それはやりたくないこととの仁義なき戦い…。

やりたくないことをやると謎の達成感があるから

やりたくないこと、どうでもいいことを、実際はやらないわけにはいかない。
仕方ない。人間だもの。日本人だもの。

どうしても、やりたくないことでも、やらなくてはいけないことが沢山あるのが人間であり生き物である。
仕方ない。人間だもの。生き物だもの。

ただし、やりたくないことやどうでもいいことをやると、時には「やりたいこと」をやる以上の達成感があることも多い。
それはなぜか…恐らく心理学的な理由もあるのだろうが、ここでは「謎」としておく。

だがやはり、「やりたくないこと」をやるときの達成感ではなく、心から「やりたいこと」をやったときの達成感、満足感、幸福感をやる人生を送ってみたい。

大切な24時間は、「やりたくないこと」や「どうでもいいこと」に使うのではなく、できれば「心からやりたいこと」に使いたい。

だからの人生のテーマを「やりたいことをやり、やりたくないことは極力やらない」ということに決めた。
これは、この年齢だからこそ言えるテーマだと思う。

どうでもいいことが生活の大半を占めるから

「やりたくない」よりも、厄介なのが「どうでもよいこと」だ。
というより、どうでもいいことは気づきにくいから、余計に面倒だ。

起きて、服を着替え、ごはん食べて、あれやらこれやらして、ごはん、また何かして、そしてごはん、お風呂、トイレ、就寝、その他実に些細な諸々…
これは「やりたいこと」か「やりたくないこと」のどちらかというよりも、むしろ「どうでもよいこと」かもしれない。

冷静に自分の時間を見つめ直してみると、本当は、歯磨きもお風呂もトイレもやりたくない。睡眠だってやりたいわけではない。ごはんも1日3食食べなくても済むなら食べないでいい。
やりたいことは? と聞かれて「歯磨き!」「睡眠!」とは答えない。

もちろん、歯磨きも睡眠もやりたくてたまらない時がある。
特に私は寝るのが好きで、愛犬と毛布にくるまって眠りに落ちていく瞬間は、なんとも言えない至福の時間でもある。
が、歯磨きや睡眠が、衛生や休息のために必要なのではなく、例えば「推しのアイドルのライブに行くのが好きかどうか」という程度の、単なる趣向の一つとしてのものだったら、私はどちらもやらないかもしれない。

愛犬と寄り添って寝る時間は最高だが、そもそも眠ってしまえば、愛犬の存在も確かめられないのだし。
事実、愛犬は夜中に家のあちこちで、少しずつ移動しながら寝ているようだ。
朝には枕元にいるのがかわいいのだが…

という、愛犬ネタはおいておこう…かと思ったが、かわいいかわいい愛犬の、トイレのお世話や掃除、毎日のご飯の準備、毎日のお散歩も、本当はやりたいわけでは、ない。
愛犬のため、喜ぶ顔がみたいため、頑張っているだけなのである。

大切なこと、必要なこと…けれども突き詰めてみれば、生きていくのに「どうでもいいこと」…それが生活の大半を占めている。

やりたくないことがむしろ多い3つの理由

人生にはやりたくないことがあまりにも多い。
だが、それはもしかしたら、立派に生きていることの証なのかもしれない

やりたくないことをやらなくてもよくなった状態がくれば、それは、社会や人々との距離が離れ始めている状態かもしれない。

やりたくないことが沢山あるのは、必ずしも悪いことばかりではない。