集中力、それは性格ではなくテクニック!とメンタリストDaigo氏から学んだ

やってみる
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自分に集中力があれば…
もっとしっかりした学力が身につき、希望の進路に進めたり、長年興味がある語学も身につき、日々の仕事の生産性も高まり、家事や趣味だって極めることができただろう…
と、思う。

集中力。
それは充実した人生を送るためにはあるに越したことがないものであり、自分に欠けているものの一つでもある

集中してごはん →おいしい(いいこと!)
集中して睡眠 →ぐっすり(いいこと!)
集中して家事 →早く効率的に終わる(やりたくはないが)
集中してデート →濃密なラブラブタイムが過ごせる(多分)
集中して犬の散歩 →とっても楽しい(ワンコの安全のため、概ね集中しているが)
集中して仕事 →質の高い結果が出る(重々わかってはいる)
集中してダラダラ→ リフレッシュ(ダラダラも集中すればリラックス効果抜群!)

集中すると、同じ時間を過ごしていてもその満足感は半端ない。
ヨガなどは「集中」の極みで、呼吸や筋肉の状態を集中して観察する。

しかし、その「集中力」とやらは、生来自分には欠けているものだ…
自分は集中できるタイプの人間ではない…
と、集中力がないことを自覚する人間は考える。

しかし、実は!
集中力とは「資質」や「性格」ではなく、「使い方(テクニック)」だという。

今回の内容は、メンタリストDaigo氏の著書『自分を操る超集中力』で学んだことを、自分なりに整理し、集中力についての勘違いと考察をまとめてみた
※書籍の要約ではなく、著書を読んで感じた内容となっています。

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集中力とはとはテクニック

集中力が「ある」or「ない」を分ける基準は「性質」ではなかった!

人類は、二つの性質に分けられる。
「集中力がある人」と「集中力がない人」

…というのは、どうやら間違いらしい

しかし、「集中力」とは性質だとか、性格だとかの問題ではないという。

そもそも人は、集中力を持たない生物。なぜなら脳が疲れるから。
確かに、どんなに興味があることに対しても、ずっと同じように集中することは難しい。
例え、集中しているつもりだとしても、どこかで気のゆるみが訪れる。

しかし実際には、集中できる人」と「集中できない人」がいる。
何故だろう。

ということが、メンタリストDaigo氏の著書に書かれている。

集中力とは単なるテクニック

集中できる人は、「集中できない」ことを認めたうえで行動し、「できる」ときと「できない」ときの切り替えを上手に行えるテクニックを駆使している、という。

そういえば、私は(性格的に)集中力がないことは自覚しており、「集中力が落ちたらコーヒーを飲む」「細々した仕事はまとめて片付ける」「やることをあらかじめリストアップしておく」といった対策はいくつかとっていた。

さすがに年の功と経験だけはある…と思っていたのだが、つまりは、これらのことが「テクニック」なのだ。

集中するためのテクニックを、若い頃に意識的、無意識的に操ってきた人は、恐らく勉強や運動で他の人より優れた成績を残してきただろう。

世の中にはあらゆるテクニックが存在するが、それは生まれつき備わっている能力と言うよりも、後天的に身につけるものが多い(稀に最初からできる人もいるが)
練習して自転車に乗れるようになるとか、卵を片手で割れるようになるとか、スマホのフリック入力とか、上手にアイラインを引けるとか、そういうのがテクニックだ。

つまり、集中力も訓練次第で後から身につけることができるもの。
「天才」「秀才」と言われる人の中には、「集中力のテクニックを身につけよう」などと考えなくても、知らず知らずのうちに集中できる状態に自分を持っていける人がとても多い。
要するに、「集中できる状態に自分を持っていけるテクニックを上手に取り入れている人」が「天才」だったり「秀才」だったりする。

凡人は、天災や秀才ほどに上手にテクニックを取り入れることはできないかもしれない。
だが、「しょせんテクニック」だ。
最初は包丁でキャベツのみじん切りを出来なくても、練習し、テクニックを身につければ、料理人ほどの見栄えではなくても、ある程度のみじん切りはできる。
テクニックとは、そういうもの。

集中できる方法で集中する

集中できる時間に集中する

朝は4時に起き、冷たい水で顔を洗うと、ヨガで体をほぐしてから、ネスカフェドルチェグストでコーヒーを立てることから始まる。
漆黒のカフェインを体に染みわたらせながら、オンライン英会話で英語をブラッシュアップ。
勉強が終わったら、ヨード卵光作った目玉焼きと、キヌアサラダでブレックファスト

こんな、朝からエンジン全開のライフスタイルを夢見ては、まったく実行できないまま、どうやら人生を終える可能性もがある私である。
朝が苦手なことからはじまり、一日ダラダラしてしまう自分に自己嫌悪を抱きながら生きてきたが、「集中力」の観点から見ると、そもそも反省すべきポイントが間違っていたのである。

朝早く起きることが苦手なら、「朝活」にこだわる必要はない。
「自分が集中できる時間」、つまり「自分活」をすべきなのだ

朝起きられないのなら、朝の時間は「最低限の身支度」をすることに留めるなどでよい。
そこでゆっくりとエンジンを温めつつ、例えば9時の始業時間にピークを持っていく、という「作戦」でもよい。

どんなふうにすれば自分が最も集中できるか、それが「テクニック」なのだ。

メリハリをつける

朝起きるために、ベッドから離れた場所に時計を置いたり、大音量でアラームをかけたり、いきなり英会話ラジオを聴き始めたり…などと、自分にとってハードルが高いことから始めると、余計にやる気も失せる。
朝は、トースト1枚をとりあえず消化するだけのざっくりとしたスタート、なんていう雑さでもよい。
朝は「集中しない時間」として、自分の中で自覚する。
そのメリハリこそが、集中力に最も大切なことだ。

集中するための『自分の時間単位』を決める

集中力を発揮できる時間は90分?

人の集中力の限界は90分で、大学の講義時間が90分なのはそのためだと聞いたことがある。
だが、実際に90分集中し続けるのは困難だ。
今から1時間半○○をしなければいけないと…と思うと、途端にその時間が千里の道に見え、ものすごくおっくうになる。
とにかく「ぶっ続け」で何かをやることほど集中力を低下させるものはない

だが、多分90分間ぶっ続けで何かをし続けることは不可能だ。
90分間の中で、本当に集中すべき時間はできるだけ短く区切り、ちょこちょこインターバルをとる方が、生産性はずいぶん上がる。
例えばマラソン選手は2時間(120分)以上も走り続けているが、足は動かしていてもずっと集中しているわけではないだろう。
勝負をかける時を伺いながら、レースの中でここぞという時に集中力を爆発させる。

事務作業などの場合も同じ。
90分間同じペースでキーボードを打ち続ける必要はない。
集中と集中の間の切り替え時間にトイレに立ったり、コーヒーを飲んだりでもいい。
ほんの数秒間、深呼吸を一つするとか、窓の外を眺めるとか、水を一口飲むでもよい。

オンとオフの切替をうまく行うことが、集中力の継続に大切なことだ。

25分ならポモドーロ・テクニック

90分を、例えば「25分と5分」の3セット、として集中力を持続させる方法もある。
これは「ポモドーロ・テクニック」とも呼ばれ、短い時間(25分が推奨とのこと)を一区切りにし、その時間が来たらとりあえず休憩する、ということを繰り返す方法だ。
なんでも考案者の家にあったキッチンタイマーがポモドーロ(トマト)の形をしていたところから名付けられたとか…
私が考案したのであれば「ひよこテクニック」になっていたであろう。我が家にあるひよこの形のタイマーは時間が来たら「ピヨピヨ」とかわいらしい鳴き声で教えてくれる。

25分程度だとゴールが見えやすいため、もしも15分ですべきことが終わっても「ついでに、あと10分でできることをやろう」と、他の仕事もできたりする。
そして、25分後に来る休憩時間がとても楽しみになる。
要は、予定を自分が決めた単位の中に組み込んでしまうことだ。

なんなら「5分の集中」でもOK

25分も集中してやりたくないこと、そんなに時間がかからないこと、もしくは25分程度では終わらないこともある。
それは逆に「5分程度で終わること」に落とし込む。

例えば、キッチン掃除なども「シンクをピカピカにしよう」などゴールは決めない。
シンクといっても、洗剤置き場、排水溝、洗い場と、いくつかのパートがあるので、「今日は洗剤置き場のみ」といった感じで、サクッと終わらせる。

カップボードの整理なども、「食器棚のものを全部出して中を拭く」みたいな大掛かりなことをやろうと思うと、途端に面倒になる。
「スプーンコーナーのみ」など、「5分」を意識してやってみる。
タイマーをかけてもよいし、5分程度の音楽をかけて、1曲が終わるまでといった区切りを決めてもよい。

面倒で時間がかかりそうで、特に期限もないようなことこそ、時間を区切ってちょっとだけやる。

自分が集中できる方法を探してみる

そして、できれば休日などのまとまった時間ではなく、日常の時間の中でやり切ってしまう。
そうすると、週末などのまとまった時間を、本当にやりたいことをするための時間としてとっておける。

ギチギチに予定を入れていたら疲れるし、やりたくないことを無理にやろうとしても面倒になる。
「難しい(できない)」と思っていたら、集中力どころではない。

疲れていない時間、なんだか頑張れそうな時間にできるだけ「〇〇したい」のスケジュールを入れるようにして「自分が集中できる方法」を色々とやってみる。

Daigo氏の本で学んだその他の集中力テクニック

  • 環境作り
    • 仕事机の前には鏡を置いて自分の姿を写す(だらけにくくなる)
    • 水色のものを置く(集中しやすくなる)。
    • 間食はブドウ糖を含むもの。特にナッツなどの低GI食品など。
    • 1~2時間にコップ1杯程度の水をこまめにとる
  • 作業の仕方
    • 座り仕事なら15分に1回は立つ(血流を良くして脳に常に新鮮な空気を送る)
    • あらかじめ時間を短く切り、もうちょっとやりたかったというところで作業を打ち切る
    • 細かい作業は一気にまとめて片付けるかすぐに終わらせる。先延ばしにしない。
  • 準備
    • 翌日すべきことを6つリストにして優先順位をつける
    • 朝はインプット、昼はアウトプット、夜は定着をテーマにプランニングする
    • あえてさぼる時間をつくる
    • 起きてから10時までに日光を20~30分ほど浴びる
    • 散歩などの軽い運動をする
  • 集中力、思考力を高める食事
    • 低GI食品を3度の食事にうまく盛り込む。血糖値の変動をおだやかな状態に保ちつつ、脳を社規っとさせるブドウ糖を脳へ送り届ける
    • ピーナッツ、ヘイゼルナッツ、カシューナッツ、クルミ、アーモンド、ペカンナッツ、カボチャの種、ひまわりの種など(炭水化物の量が少なく、たんぱく質、亜鉛、オメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、葉酸、ビタミンE、ビタミンが含まれている)