お出かけマニュアル【一人でリフレッシュ!】

やってみる
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ソロ活してみる

ソロ活とは、一人で色々なところに行ったり、色々な経験をすること。
ただそれだけのことだが、結構ハードルが高いと思われることも多い。
全く躊躇することなく何でも一人でできてしまう人もいるが、ひとりで過ごしていると「友達がいないのでは…と思われるかも」「一人だと浮いちゃうかも」「何だか寂しい」など余計なことを考えて、中々一歩を踏み出しにくい。
「ソロ活、ちょっと不安…ちょっと怖い…ちょっと恥ずかしい…」という人は多い。

私自身もそう思っていた。
そして、今でもそう思う。
ソロ活にはやっぱりちょっとしたハードルはあるなあ…と。

だからこそ書いてみたい、ソロ活のススメ。

ソロ活リスト

ソロで食事

ほとんどのお店で一人客は受け入れてもらえる。だが、混雑する時間帯に一人で4人席を占領するといった行為はお店や他のお客さんに迷惑をかける。自分自身も落ち着いて過ごせない。
可能な限り、人が少ない時間を狙う方がベター(ランチ、ディナーはオープンと同時に。カフェなら平日、または休日の午前中に)

カフェを楽しむ

  • スターバックスなどのチェーン店のカフェ
    • 最もソロ活がしやすい場所。ふらりと入って好きに過ごしてよいが、「飲食以外にすること」の準備をしていくと有意義に過ごせる。
  • 日本茶カフェ
    • 好き嫌いが分かれるのでソロ活向き。ひとりでゆっくり過ごしたいときに。

ソロアフタヌーンティーを楽しむ

  • おすすめはホテルのアフタヌーンティー。ホテルには様々な目的の人が滞在するので、一人客でも丁寧にもてなしてくれるし、窓際の席など一人でゆっくりできる席を案内してもらえる確率が高い。
  • ソロ活に限らないが必ず予約する(平日がベター。料金的にも平日は割引のこともある)。お店によっては「2名様」からのこともあるので聞いておく。

各国料理を食べて旅行気分を味わう

  • アジア料理ははずれがない(インド、タイ、ベトナム、台湾など)
  • ヨーロッパ料理で非日常を味わう(スペイン料理、フランス料理)

複数で行くのが普通?と思われている料理もソロ活で

  • 焼肉
    • 最近は一人用セットやカウンター席が用意されているところもあり、ひとりで堪能できる。ただし、焼くときは一気に沢山網に乗せると、食べるタイミングが難しいので、自分の食べるペースを考えながら焼こう

一日、半日、数時間でできるリフレッシュ

体をリフレッシュ&ケアする

  • リフレクソロジー、マッサージ、リンパドレナージュ、ヘッドスパ
  • ネイルケア、美容院
  • 温泉、スーパー銭湯、足湯
  • 時間をとってしっかり病院、歯医者

デパートで遊ぶ

百貨店は、様々な(主に高級な)ものが売っているお店。
だが、お店に入ったからと言って、必ずしも何か買わなければいけないわけではない。「見る」だけでももちろんOK。百貨店のリビングコーナーには、有名ブランドの陶磁器やグラスなどが陳列されており、博物館のように見て楽しむことができる。何か買いたい場合は、フェイスタオルくらいなら数千円なので購入しても。
衣類やアクセサリー、化粧品なども、流行を知ることができて勉強になる。

  • もちろんショッピング。
  • すべてのフロアをのんびり散歩気分で歩く。高級な商品が陳列されているので、文化や流行を学べる。
  • デパ地下・デパ食で美味しいものを食べる、買う。
  • デパート催事、イベントに行ってみる
「デパートを歩く私」を演出してみる

芸術・舞台鑑賞

  • 九州国立博物館、福岡市博物館、福岡市美術館、福岡県美術館、北九州市立美術館
  • プラネタリウム
  • 舞台はチケットぴあのサイトで確認する

ちょっとだけ学んでみる

  • カルチャースクールの1日講座に行ってみる。(朝日カルチャー、学IWATAYA、ストアカなど)

自然に触れる

動物園

  • あまり知らない動物の生態を学ぶ。
  • サファリゾーンでライオンキングの世界を味わう。
  • 動物たちの仕草に癒される。

水族館

  • あまり知らない動物の生態を学ぶ。
  • クラゲや深海の生物を観ながら神秘的な雰囲気に浸る。

植物園

  • 自宅に庭がある場合、ベランダなどでガーデニングをしている場合は、何かと参考になる。
  • 季節の花を眺めながら、色と香りに包まれてリラックス。
  • 珍しい花々や異国の植物を観て、自分の中の知識を増やす。
  • 結構歩くので、楽しみながらできる体力づくりとしても。
  • スケッチブックを持っていき簡単なスケッチをする。
  • 写真を撮って、後でスマホの機能で名前を調べてみる。

日本庭園

  • 歴史ある庭園が多いので、なぜこの場所に庭園があるのかを知りながら歴史を感じる。
  • 必ず何らかのテーマがある。特に日本庭園は石や樹木の配置などで何かを物語っているので、それを考えながら観察する。
  • 季節の草花を楽しむ。

1人カラオケ

カラオケは歌は上手かどうかは別にして割と好きな方だ。1人カラオケというものは挑戦してみようと、一度だけ行ったことがある。確かフリータイムだったので、最初は2時間でつもりだったけれど、結局、時間いっぱい使って3時間以上歌った記憶がある。

一人カラオケでのハードルは「受付」のみ。
そもそも個室なので、ドリンクなどがセルフサービスだったら、支払時まで店員と会うことはない。

一人カラオケのメリットは、「歌の練習ができる」「人前では歌いにくい歌が歌える」「普段は歌うことのない歌を歌える」と色々あり、歌うのが好きなら最高のリフレッシュができる。
デメリットは、「歌うのに疲れる」「曲を選ぶのに疲れる」「マイクを持つ腕が疲れる」ということ。
ひとりで歌うというのはシュールな光景に見えるかもしれないが、そもそも誰もその光景を見ていないのだから気にする必要はない。

ソロ旅

一人旅はスケジュールをしっかり決める

一人旅に限らず旅は、「きっちり計画を立てる派」と「行き当たりばったり派」に分かれる。私の場合はそもそも前者なのだが、一人旅の場合は特に全てのスケジュールをきっちり決める
何時の新幹線により、何時に乗り継ぎをし、どこの駅で何を食べ、こういう順番で回って、ここでお茶をして、ここで休憩する。

スケジュール通りに動かなくてもよい

と言っても、実際にはその通り回る必要はない
一人なのだから、状況によって予定をコロコロ変えても誰にも迷惑をかけない。
現地に行ったら、例えば、思ったよりも早く終わったり、思ったよりも時間がかかったなんてこともあるし、別の興味が惹かれるものに、突然行ってみたりすることもある。
スケジュールは臨機応変に変更すればいいのだ。

だが、どうしても思いつかないときとか、何も考えたくないとき、旅先で悩む時間がもったいない。だから全部きっちり決めていく。
誰かと一緒だときっちり決めていこうとすると、むしろ喧嘩になったり、堂々巡りで前に進まなくなったりするかもしれない。けれど、自分が勝手に決めて、自分で勝手に守ったり守らなかったりするのだから、気はとっても楽だ。

ひとりホテルステイ

「ホカンス」とか「ステイケーション」とも言われるホテルステイ。旅行先で泊まって寝るだけでなく、ホテルで時間を過ごすことを言う。自宅から離れた場所にあるホテルだけではなく、同じ市区町村などの近場であっても、ホテルという世界は特別。ソロでホテルステイを楽しんでみたい。

とは言っても、そもそもホテルで何をすればよいのか。チェックインからチェックアウトまでどう過ごせばよいのか?
「好きに過ごしてよい」のは当たり前だが、ホテルステイ初心者は以外と何をすればわからず、最初の一歩を踏み出せないことも。
ここでは様々な「ホテルステイの方法(ホテルでの過ごし方)」を考えてみた。
なお、ホテルでは様々な過ごし方ができ、全部体験しようとするとまったくのんびりできないので、何かテーマを決めていくとよい。

あるソロ活女子の1泊ホテルステイスケジュール

  • お泊りの準備。お部屋でバスタイムを楽しむなら入浴剤、念入りにスキンケアを楽しむなら美容道具、ホテルのテレビで動画を見るなら自分のパスワード(が必要なことも)など。
  • ホテルでゆったり過ごすための服もある方がベター。
  • アフタヌーンティーを楽しむ場合は、朝食、昼食は控えめで。

フルでホテルステイを楽しむため、チェックインの時間になったらすぐにフロントへ。

チェックイン直後の過ごし方は色々あるが、「6」以外は何をするか決めておいたほうが充実できる。
とはいえ、気ままに過ごす「6」であっても、何かしらすることを考えて置いた方が日常を離れた贅沢な時間を過ごせる。短いステイ時間内に、結局いつものようにダラダラSNSを見て終わった…となれば、何だか不完全燃焼にも。

  • アフタヌーンティーを楽しむ
    • クラブラウンジかホテル内のカフェでアフタヌーンティーを楽しむ。スイーツが中心になるが、かなりボリュームがあるため、昼食&夕食はこれだけでもOK!(逆に食べ過ぎておなかが痛くなるかもしれないので注意!)。紅茶が飲み放題なのも嬉しい。
  • クラブラウンジで過ごす
    • クラブラウンジとは、宿泊料金にラウンジ代を上乗せすれば専用ラウンジを利用できるというもの。チェックイン・チェックアウト手続きも専用カウンターで。
    • ラウンジ内でスイーツや軽食食べ放題、アルコール含むドリンク飲み放題なので、ウェルカムドリンクを飲みながら、チェックイン後の時間を過ごしてみても。ラウンジ客用の朝食も用意されている。
  • スパ、エステ
    • ホテル内のスパは多少値が張るが、贅沢気分を最高に演出してくれる。
  • ジムやプール
    • 自分のペースで体を動かして運動不足を解消しよう。
  • ホテル内をお散歩、ショッピング
    • ホテル内のお店をのぞいて、自分への素敵なご褒美を探してみる。
  • お部屋で気ままに過ごす
    • バスタイム、動画鑑賞、読書、自分を見つめ直すためにあれこれ書き出してみる など。
    • ルームサービスで好きな軽食(スイーツやお酒など)を頼んでも。
  • 体を動かしたりおなかいっぱいスイーツを食べたらお部屋で休憩したい。
  • ラウンジを利用できる場合でもお部屋も楽しみたい。景色がよければ夕暮れのビューを楽しめる。
  • 読書や動画等の鑑賞などでリラックスしても。
  • 休憩後にディナーに行く場合はお色直しの時間として。
  • ホテル内でディナー、またはラウンジでお酒と軽食など。
  • アフタヌーンティーを楽しんだ場合は、食事は受け付けないことがあるので、スパやエステの時間にしてもOK。食べすぎるとスパすら苦しいこともあるので、その場合は引き続き休憩など。
  • ルームサービスで何かいただく。ホテルのサイトでメニューが公開されていることもあるので、あらかじめ「これ食べよう!」と決めておくのも楽しい。
  • ディナーを楽しんだ場合は、お酒が好きならバーに移動しても。
  • バスタイム。アロマオイルやとっておきの入浴剤などでお風呂タイムも演出したい。
  • 念入りなスキンケア、もしくは遅くまで受け付けてもらえるスパやエステで自分磨き。
  • 長めの映画を観る。最近ではNetflixなどの動画が視聴できるホテルも多い。
  • 眠くなったら寝よう。就寝時間は決めずに夜はだらだら過ごしたい。
  • 早朝お風呂。露天風呂があったりお風呂からの景色がよいホテルなら、最高の朝風呂時間が楽しめる。
  • 思い切り寝坊。疲れが溜まっている人の贅沢な時間の使い方。
  • ホテルの周囲を散歩。のんびり歩けば意外な発見や出会いもあるかも。

ホテルで最も力を入れているのは朝食だと言われている。ホテルによって、看板メニューがあるので、朝食でホテルを選ぶのも楽しい。

  • レストラン
    • ビュッフェ式が多い。座ったままビュッフェのメニューをオーダーできる、横着ビュッフェ…じゃない、オーダービュッフェもあるところも。
  • ラウンジ
    • ラウンジでいただく朝食。ラウンジ客のための特別メニューが用意されていることも。
  • ルームサービス
    • お部屋で食べる特別感。ビュッフェよりも品数は少なく、選べないこともあるが、このシチュエーションはホテルならでは。

ソロ活への自然な流れ

そもそも私がソロ活を始めたのは、強い意志があってのことではない。そうせざるを得ない状況だったからだ。
大学を卒業して勤めていた会社は、会社というよりも「事業所」。人員は社長と私の2人しかいなかった。
会社の周辺には、ファミリーレストラン、定食屋、ラーメン屋など飲食店が沢山あったのだが、一緒に行く相手はいないので、1人で行かざる得なかった。
当時の私の「ソロごはん」の経験は、せいぜいファストフードとかカフェくらいで、最初は一人ランチのハードルは高かった。
当時のラーメン屋は、今みたいにおしゃれでも高級でもなく、店内には脂や湯気や中年のおじさんたちのニオイが充満していた。そこに20代の私は1人でズカズカと入っていった。
そんな小汚いラーメン屋は、実はソロ活には最適だ。
そこはお喋りやコミュニケーションの場ではなく、お腹を満たすという目的の場所。だから、むしろ入りやすい。
その後、少しずつソロ活と意識せずに、いろいろなソロで活動する場所を広げていった。