夢をかなえるための時間の作り方

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夢を持つ時間
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夢には難易度がある。
「コンビニのあのスイーツを食べる」という叶えやすい夢から、「豪華客船で旅をする」というハードル高めのものまで。
とはいえ、大富豪や資産家のスポンサーがついている人であれば、その二つの難易度はあまり変わらないかもしれない。
これは言ってみれば「お金」の難易度だ

実はもう一つ越えるべき壁がある。
それは、「時間」だ。
大人が夢をかなえる難しさは、こっちの方。
夢をかなえるのには確かにお金が必要なことも多いが、若ければ「お金を稼ぐための時間」だけはたっぷりある。大人になればなるほど、お金を稼ぐ時間も、夢をかなえる時間も、限られていく。

大人が夢ををかなえるための時間の作り方を考えてみた。

今やるの?

今でしょと言われても、大人は都合よく時間を作れない

「いつやるの? 今でしょ!」
というフレーズを大人に向けるのは少々酷だ。
そもそも予備校の先生の名台詞、勉強だけに惜しみなく時間を費やすことのできる学生には「今」とはまさに「今」でしかない。

大人は急に言われても、「今」の時間をそんなに都合よく使えない。
仕事や家事などすべきことが沢山あるし、年をとると健康第一だ。睡眠や食事の時間を削ってまで何かする必要はない。
予備校生にとっては、睡眠よりも勉強かもしれない。自分自身も睡眠時間を削って猛勉強したこともあるし、それが可能な年齢でもあった。

大人の「今でしょ」は「今すぐ」ではない

大人の「今」とは、「今すぐ」ではない。
大人は色々なことに縛られすぎている。
仕事や家庭のこと、休憩も必要だし、しっかり食べたり寝ることも大切。

今すぐには実行できないことはたくさんある。
「お金や時間がない」「コロナ禍だから」という理由、並べ立てればきりがない。

では「いつやるの?」
「今じゃないでしょ」

いつやるの

まずは「いつできるか」を考える

大人はまとまった時間はとりにくい。
では、今でなければ、いつやるの ということを、まず最初に意識する。
「いつやるか」というより「いつできるか」を考える。

やりたいことは「いつする?」
今考えられないなら「いつ考える?」
すべきことが多すぎたら「やらない方法はないか?」を考え、こっそりエスケープしてもいい。

大人と子供(若者)の大きな違い、それは残された時間だ。
大人の夢をかなえるには、「何をやるか」と同時に「いつ」を意識する方が重要だ。

「今年は本をたくさん読む」と思ったら、「いつ読むか」「いつ読めるのか」。
時間のある時、暇なとき…と思っていても、それは1年の中で、1か月の中で、1週間の中で、1日の中で「いつ」なのか。

「旅行したい」と思ったら、「いつ行くのか」「いつ行けるのか」。
今年? 何月? 何時ごろ? 地球が何回まわった日? 

「いつ」は「基礎代謝的な時間」以外から選ぶ

「その夢を叶えられそうな時間」がないと、「本を読む」のような難易度低めの夢ですら叶えることは不可能だ。

その時間は、まずは「どう考えても、それをできない時間(基礎代謝的な時間)」以外から選ぶ

睡眠、家事や仕事や育児の時間、トイレやお風呂や食事…。
大人の24時間はそんな感じで、基礎代謝的な時間が使われている。
基礎代謝、つまりはただ生きているだけで費やされるエネルギーのこと。
「何もしていないのに1日が終わってしまった」と思っても、「生きている」ことだけはしているわけで、生きているために使っている時間が基礎代謝的な時間だ。
平日昼間は基礎代謝で精いっぱいなら、夜、または休日が「それ以外の時間」だ。

基礎代謝的な時間の中の「スキマ時間」を見つける

とはいえ、実際には朝から晩まで仕事や家事で埋められていて、基礎生活時間だけで1日が終わってしまう…と悲観してしまうこともある。

けれど、人それぞれ状況が違うので、すべての人に当てはまるとはいえないが、案外、24時間、365日の中で、どこにも空き時間がないわけではない。もしくは空き時間を作れないわけではない。
ったとしても、

大人はやりくりして時間を確保するしかない。
お金の管理と同じで、必要なものに使ったら、その他の時間は自分が大切にすることに使いたい。

PCのように、容量がいっぱいになったと思っても、データを整理することで空き容量が作れることもあるし、不要なデータは削除すれば容量は増える。
時間の容量を増やすには、結局、要領なのである。
(山田くん、座布団はいりません)

いつまでにやるの

「いつまで」のゴールは強引に決めてしまう

今とか、数ヶ月後とか、はっきりした時期を決められないことがある。
その場合は「いつかしよう」…とぼんやり考えていると、本当に夢は夢のままで終わってしまう。

50歳であれば、「いつか」は60代、70代、80代になることもあり、その頃今と同じだけの体力、気力が残されていない可能性が大きい
いつか、例えば「30年後」だとすると、20代の30年後が50代なのに対し、50代であれば80代
それだけは、誰にも覆すことできない真実だ。

だから例えば、「65歳までには」と決めてしまう。
そこから逆算して、今すべきことを考える。
よく考えたら65歳まで待たなくてもよければ、繰り下げて夢をかなえる。

実際に65歳で達成できておらず、それでもまだ夢をかなえるだけの余裕があれば、そこから新たに夢を描いてもよいが、何が起こるかわからないシニア世代、それは「当たりくじ」のようなものだと考えておこう。

まずはどーんとやってみよう!

今やるの? いつやるの? いつまでにやるの?
という言葉は、林先生ではなく「欽ちゃん」で脳内再生されてしまう…

欽ちゃんの今やるの? いつやるの? いつまでにやるの?
とにかくどーんとやってみよう!