旅先では、お金やチケット、スマホがあれば、とりあえず現地で調達もできるので、実は旅行のための「必需品」は特にありません。
けれど、限りある滞在時間の中で「調達する手間や時間(お金も)」をムダにしたくないので、自分が必要だと思うものは持っていくようにします。
旅道具の必需品(だと思うもの)
服(着替え)
旅先で何を着る?
「せっかくの旅行」なのでおしゃれしたい!という意見も聞きますが、令和の今、旅行は結構身近なもの。荷物は少なくして、軽やかに旅を楽しみたいものです。
ただし、「着たきり雀」ではなく、おしゃれを楽しみつつ、持っていくものは少なく、というのが、一番スマートな方法でしょう。
服を持っていく場合、「日数分」は持っていきません。
- 1泊2日の場合
- ボトムスは同じ。トップスは2枚持っていくが、冬などは1枚でもよい。
- 2泊3日の場合
- 1日目(行き)と3日目(帰り)は、長時間移動の場合、乗り物に乗りやすいボトムス(ゆったりとしたパンツやロングスカート)。2日目は、その日の目的に応じた服(街歩きなら好きな服、自然散策ならパンツなど)
ボトムスを決める
- しわになりにくいロングスカート(ポリエステルなど)
- 持っていきやすく、足回りも気にせずに済む。お気に入りの柄物だと気分も上がる。インナーにゆったりしたレギンス(パンツ)を履くと、ホテル内での部屋着としても使える。
- 飛行機に長時間乗る場合は、スカートの方が血行が抑制されにくい。ただし、万が一緊急脱出する際には不便なので、中にゆったりとしたレギンスを履くとベスト(ぴったりしたものは血行が抑制されることがある)。不安なら、一度家で座った状態で旅行着を身につけてみるのがオススメ。
- ストレッチのきいたパンツ
- 動きやすく、旅先の服装としての人気も高い。(ただし、冬にインナーとしてタイツなどを履いていると、血行が抑制されてきついことがあるので注意)
トップスを決める
- なるべくコンパクトにまとめたいときでも、トップスもずっと同じでは、写真を撮ったら全部同じ服」という状態になることも。そういう時は、以下の方法でマンネリ化を防ぐ。
- ストールなどを巻いて首周りをアレンジ。ストールは昼夜の気温差が激しい時、服装にアクセントをつけたいときにも役に立つ。
- 髪型を変える。
- トップスをカーディガンにして、ボタンを「開ける」「閉める」で雰囲気を変える。
アウターを決める
アウターは現地の気温、気候によります。参考までに、気温とアウターをまとめました。
- 10℃以下(真冬の気温)…軽いダウン、ライナー付きのモッズコートなど(ウールは重い)
- 15℃以下(早春、晩秋)…厚めのカーデ、軽いダウン、マウンテンパーカー
- 20℃以下(春、秋)…この時期は長袖のシャツやTシャツを着ることが多いが、1日の気温変化が激しいので、実は一番アウターが重要になる気温。スプリングコートなどが便利だが、ワードローブで持っていないこともあるので、ロングカーデやジャケットが便利。厚手のシャツを羽織っても。
下着
- ショーツ、ブラジャー、キャミソール、靴下やタイツなど
- 2泊3日までは日数分持っていくが、それ以上になる場合は洗濯を検討。
- ホテル内に洗濯機があれば、それを利用。
- 部屋で洗濯する場合、お風呂にお湯とシャンプー(あれば洗剤)を入れて泡立て、その中に下着を漬け込んで軽くもみ洗いする。その後、10分程度放置してシャワーですすぐ。
- バスタオルで挟んで水分をタオルに移して脱水すると早く乾く。ホテルの室内は乾燥しているので、部屋干しすれば翌日にはほぼ乾いている。湿り気が気になればドライヤーを。
- 下着は日にちごとにまとめてビニール袋に入れておくとよい。
- 究極の方法として、捨てる寸前の下着を着用し、着終わったら捨てる…という方法も。
バッグ
日本はまだ治安がそれほど悪くなく、パスポートを持ち歩くこともないので、海外ほどは気を配る必要はなく、特に注意すべき点はないかもしれません。
ただし、「少しでも快適に」旅をするための、バッグの選び方をまとめてみます。
- 持ち運びに便利な大型バッグを
- 全行程、車移動の場合は別ですが、公共の交通機関を利用する場合、また荷物を持って観光地を移動する可能性がある場合は、「軽量」「かさばらない」ことが大切!(コインロッカーにでも預ければいいや、と思っていても、必ずしも空いているとは限りません)
- 全く荷物を預けることができない場合は、リュックが最適。軽量のものを選び、なるべく荷物を少なくできるようにしましょう。
- どこかに大型バッグを預けられる場合でも、多少の移動時間がある場合は軽量のものがベスト。キャリーバッグもよいですが、こちらも預けられない可能性を考えておきましょう。
- 身の回りのものを入れるバッグもあればよい
- リュックひとつで旅する場合も、特に女性の場合は細々したものを入れるバッグがあれば便利。ポシェット、斜めがけ出来るミニバッグなどもよいですが、カメラやパンフレット、お土産などをとりあえずざっと入れておくには、もう少し大きめの方がベター。見栄えはちょっとアレですが、おしゃれなエコバッグがあれば、実は意外といろんなものを入れられて便利だったりもします。
財布(お金)、携帯電話
- 現金、クレジットカード
- 普段の生活範囲ではスマホで支払いを済ませている場合でも、ところ変われば現金しかなくて焦ることもあるため、ある程度は現金があったほうが安心。
- 携帯電話の充電器
- 意外と忘れがち。チェックアウトするときにも気を付けよう。
- 折りたたみ傘
- 天気予報は完ぺきではないので、傘は必須!(持っていかずに何度も失敗した私より)
スキンケア、洗面グッズ、シャンプー
- 化粧水、乳液、クレンジング、洗顔料など
- ホテルに置いてあることもある、普段使用しているものがよければ持っていく。ボトルに入っているものは小さな容器に詰め替える方がベター。
- 2、3日の旅行の場合は、あえて持参せず、ホテルのアメニティを使うと楽。またはオールインワンタイプのスキンケア品を利用してアイテムを極力減らす(2、3日ルーティンが変わっても、肌はそれほど影響を受けない…と思う)
- メイク、ヘアケア道具
- 数が多いのでかさばりやすいメイク道具は、メイクパレットで一つにまとめると便利。
- 必要な場合はヘアブラシ、カーラー。
以上が旅道具として「必須」だと思います(スキンケア用品については、必要でない人もいると思いますが、私は不可欠です)。
以下は、正直なくても何とかはなりますが、私は持っていくこともあるため、参考として書いておきます。
人によっては必要&あったら便利な旅道具
- コンタクトセット、メガネ
- ハブラシ、爪切り、コットン、綿棒、ティッシュ、おしぼり
- 短期間の旅行の場合、爪はあらかじめ切っておく、その他はホテル内のアメニティにあることが大半。
- タオル、バスタオル、パジャマ、部屋着
- 日本のホテルでは、パジャマが準備されているところが多いが、そうではないホテルもあるので、あらかじめ調べておく。
- ホテルでくつろぐ時間が長い時などは、旅行着だけでなく部屋着もあると便利。
- ドライヤー
- ホテルや大浴場に備え付けらえていることが大半だが、自分のものがよければ持参。
- ヘアアイロン
- ホテルで準備されていることは少ないため、必要なら持参。ただし、飛行機を利用する際は、持ち込めないものもあるので事前にチェックを。
- 腕時計
- 普段は携帯電話の時計しか使っていない(私のような)人でも、荷物を持ってさっと時間を見たいときには、腕時計がある方が便利。
- 髪のスタイリング剤
- ホテルには置いていないので、普段使っているものを持っていく。(代用:乳液)
- 髪留め、ヘアクリップ、シュシュ、ゴム
- 髪型を変えたり、お風呂に入るときに。
- クリップ
- 何かをちょっと挟むときにあると便利。小さめでOK。
- メモノート、筆記用具、クリアファイル
- 気になったことをさっとメモするのに。メモ用紙でもよい。
- クリアファイルはA4ではなくA5でもOK。三つ折りのパンフレット、チケットの半券、レシートなどをさっと入れておくのに役立つ。
- カメラ
- 一眼レフなどのカメラがあれば持っていく。充電器も忘れなく。
- 双眼鏡
- 雄大な景色を見に行く場合はあると便利。
- 帽子、扇子
- 暑い日に何時間も屋外を歩く可能性があるときは、あったほうがベター。
- 小さなナイロンバッグ(エコバッグ)、ビニール袋
- お土産が増えたり、ちょっとしたものを買った時用に、あったほうがよい。
お弁当などを買う可能性があるとき、洗濯ものやゴミをまとめるのに、使い捨てのビニール袋(レジバッグ)もあると便利。※下着を入れておく
- お土産が増えたり、ちょっとしたものを買った時用に、あったほうがよい。
- 薬(常備薬、胃腸薬、痛み止め、カットバン、マスク)
- ドラッグストア、あるいはホテルで調達できるが、夜中や田舎や観光地のど真ん中…で急に必要になることもあるので、一応あったほうがよい。特に、旅先では食べすぎたり、食べなれないものを食べておなかを壊すこともあるため、胃腸薬はある方がよい。
- カットバンは靴擦れの際にも役立つ。
- イヤフォン
- 移動中に音楽を聴きたくなったり、雑音をシャットアウトしたいときにあると便利。