海外旅行に持っていくもの、持っていきたいものは色々とあると思いますが、極端に言えば、着替えや化粧品等がなくても何とかなります。だから「これと言って特に必要なものはない」と、極端に考えてもよいかもしれません。
逆に「絶対にもっていかなければならないもの」があります。
海外旅行の絶対必需品
- パスポート
- 意外と忘れる人も多いとのこと。期限の確認も必ずしておきましょう。パスポートを紛失したときのために、顔写真(2枚)を用意しておくと再発行を迅速に行えます。その他、パスポートについての詳細は外務省・渡航関連情報)へ
- 航空券
- 乗る便を控えておくこと。リコンファームが必要なこともあるので注意。
- ビザ
- 訪問国や期間などによっては必要。
- お金、財布
- パスポート、航空券と並んで大事なのがお金。日本では主に現金で支払いをするという人でも、海外ではクレジットカードを利用するなどして、現金はあまり持ち歩かないのがお勧め、とよく言われます。とは言え、公共交通機関を利用したり、ちょっとした買い物に、現金は少しは用意しておく方がベター。
- お財布は、日本円や日本で使う交通カード等を入れておくものと、現地で使用するものの2種類を用意しておくとごちゃごちゃにならず便利です(ジップロック等でもよい…が、貧乏たらしいのに近代的で、旅情的におすすめしない(笑)麻袋や皮袋ならOK⁉。
- 現金(日本円):日本国内で使う分(空港等はアプリで対応しても)、両替用。
- 現金(現地のお金)
Tax Refund
外国人は、異国で買い物したものにかけられた税金を支払う必要はありません。税金分をとり戻したい場合は手続きをとりましょう。
ただし私は初めて訪れたカナダで、その手続きをとりませんでした。税金の一部は原住民族(インディアン)の保護に使われていると聞いたからです。ヨーロッパの人々に迫害され、今もなお差別や品行の中に生きる人々。ネイティブアメリカンたちのお祭りも見学し、その華やかで鮮やかな集いの裏にある彼らの苦しみを思い、少しでも彼らの人生に貢献し、また素晴らしい思い出を作ってくれたカナダに感謝の気持ちを込め、あえて税金分はそのままにしておきました。
チップが必要なことも
日本にはない習慣なのでチップは難しいですね。チップについては事前に相場等を調べ、紙に書いてお財布にでも入れておくとよいです。最近ではあらかじめチップが代金に含まれていたり、アプリでの支払いが可能なこともあるので、最新情報を仕入れておきましょう。
お金はこうやって持っていく
いくら持って行くか
大まかには、5000円/日くらいで見積もるとよいと言われています。もちろん、人によって行動は違うので、自分の旅程を確認して考えよましょう。
両替の方法
まずは、現地の通貨単位とレートを知っておきます。ネット等で簡単に調べられます。
両替は、日本の銀行や空港で行うと安心ですが、レートが高いことも。ドル、ユーロ以外は取り扱っていない銀行もあるので、確認してから銀行に行きます。
現地や乗り換え時の空港、あるいは国によっては、街の至る所に両替所があるところもあるので、いきなり全部両替するのではなく、「ちょっと少なめに両替する」がお勧め。
日本円で5000円×日数くらい予算を見積もった場合でも、実際に両替するのはとりあえずその半分くらいでOK。クレジットカード等も使うので、意外と余ります。
残りは空港でお土産を買うなどして使い切るとよいですが、空港で買うと街中よりも割高にはなります。(空港では、現金+クレジットカードでも買い物できるので、きれいに現地のお金を使い切ることができます)
クレジットカード
海外で大活躍するクレジットカード。盗難に備え、番号やカード会社等は必ず控えておきましょう。
トラベラーズチェック(T/C)時代もありました…
かつては現金に代わるものと言えばトラベラーズチェック(旅行者向けの小切手。支払う際にサインをするが、日本名だと真似されにくいと聞いて、とりあえず漢字で署名していました)。2014年以降は発行している事業者はなく、「廃止された」といってよいでしょう。
保険、免許証など
- 旅行傷害保険
- 万一に備えて入った方が無難。新たに加入しなくても、クレジットカード会社等で自動的に加入しているものもあります。
- 国際運転免許証
- 車を運転する場合。
- 各種控え(パスポート・TC・連絡先など)
電話とネット
かつての海外旅行に携帯電話(スマートフォン)は必須ではありませんでした。そもそもそれは存在していなかった(普及していなかった)ので、持っていくのは不可能です。
しかし今は、日本との連絡や、現地での調べもの、ニュースなどの情報収集に必須といってよいでしょう。
日本への連絡は携帯電話(メール)がおすすめですが、機種によっては「海外対応」にしないと、とんでもなく高額な請求が来ることもあるので、確認しておきます。
ネット環境については、日本よりもWi-fiが普及している国も多く、カフェやレストランではフリーWiFiが利用できることがあります。ホテル場合は有料のことも。
携帯電話はあるに越したことはありませんが、普段、SNSやネットニュースなどをダラダラ見る癖がある(私のような)人は、必要な場合以外は「デジタルデトックス」して、日常を忘れ、旅という世界にどっぷりつかりたいですね。