海外旅行編【旅行先でのスケジュール】具体的に考える

海外旅行編

行きたい場所が大まかに決まったら、旅先での具体的なスケジュールを考えていきましょう。

旅行先でのスケジュールを決める

旅程を参考にする

世界遺産などの名所旧跡や人気の場所、オススメのレストランなど、スポット的な情報だけ調べて「ここに行きたいな」と思っても、それぞれの場所が離れていたりしたら、限りある日程の中で行くことができないかもしれません。
メインとしていきたい場所や旅程を大まかにチェックしたら、地図で場所を確認したり、移動時間を調べてみます

個人旅行でもどこかのパッケージツアーでもよいので、誰かの旅程を参考にしてみましょう。自分の旅プランが組み立てやすくなります。

ただし、実際に現地で行動してみたら思わぬハプニングで予定が狂うなどがあるので、きっちり予定を立てるより、行きたい場所を多めにピックアップし、その場その場で考えられるようにします。

ゆとり時間をもうける

つい行きたい場所のことばかり考え、「あっちに行ったら今度はこっち」という慌ただしいプランにしてしまいがちです。旅先では、思った以上に足を使っての移動が多く発生します。観光地や自然の中を歩き回ることは念頭に入れていても、室内で過ごす時間を「休憩時間」とみなしていることもあります。例えば「この時間はのんびり美術館で芸術鑑賞でも…」と思っていても、美術館は意外と歩きます。ショッピングなども然り。

旅程を考える時は「座る時間」を組み込むようにしてみましょう。(体力が有り余っている場合は別ですが…)
座る時間とは、移動時間もしくは食事時間になると思います。その辺のベンチに座って休憩してもよいですが、せっかくの旅行なので「ただボーっと座る」よりも、何らかの目的を持って座ったほうが時間を有効に使えます。
乗り物での移動を適宜組み込んでおけば、窓外の景色を楽しむ旅もできます。ただし「電車が混んでいて座れなかった」ということもあり得るので、移動手段を予約していない場合は気をつけましょう。

地図は常備

スマホの時代、地図もスマホで見ることも多いかと思いますが、出来れば紙に印刷しておいた方がよいです。今いる場所から目的地までのざっとした距離感、さっと広げてみることができるという手軽さ、万が一ネットが入らない場所でも慌てないで済む、という利点があるので、スマホと上手に併用しましょう。地図はモノクロでコピーし、行きたい場所を色でマークしておくと、一目瞭然でわかります。

現地ツアーを利用する

個人旅行の場合(あるいはフリープランのツアーの場合)は、公共の交通機関等を使って目的地に行くことが多いと思いますが、行きにくい場所に行くときや効率よく回りたいとき、ガイドしてもらいたいときは、現地ツアーが便利です。日本語対応、非対応を選べたり、旅行会社によって同じ目的地でも特色があったりするので、好みのツアーを探してみましょう。

  • JTBマイバスツアー(JTB主催の現地ツアー)
  • VELTRA(各国のオプショナルツアーを企画)
  • H.I.Sオプショナルツアー(現地ツアーやレストランの予約)
  • JCB優待
  • ※その他、「地域名+現地ツアー」で検索したり、Expedia等の比較サイトでも探せる。ガイドブック等にも紹介されていることがある。

調べておくこと

行き当たりばったりの旅も楽しいですが、ベースの旅程は何かしら決めておいた方が、時間を有効に使えます。その際、「この時間は近くにある○○博物館にでも…」とざっくり考えていても、行ってみたら休館しているといった場合もあり、何のためにプランを作っていたかわからないことに。
行きたい場所があれば、事前に可能な限り情報を仕入れておく方が、現地でムダなエネルギーを使わずに済みます。

入館、入場の日時を調べる

博物館等に行くなら、必ず入館、閉館時間をチェックします。臨時的にリニューアル中だったり、土日はバンクホリデーで休館などの可能性もあるので、可能な限り最新情報を。
年末年始に旅行する場合、「お正月休み」が存在しない国に行くから関係ないと思っていても、元旦は「祝日」になっていることもあるため注意。

ショッピングをするときも、日本は土日祝日はデパートなどが空いているのが当たり前ですが、海外では完全にクローズしているところもあります。買いたいものが買えなかった…ということにならないように、公式サイトなどでチェックしておきましょう。

食べるものを調べる

ショッピング、博物館見学などは興味がない人もいますが、食べ物を口にせず旅をすることはできません。コンビニやキオスクなどは多くの旅先にあるので、その辺でさくっと買ってパクっと食べる、という形でもよいと思いますが、せっかくなので食事でも素敵な思い出を作りたいというなら、やはりあらかじめ調べておきましょう。

その土地の「名物」は何かを調べ、それを食べられるお店を複数調べたら、とりあえずリストにしておきます。私の場合は、行きたい場所を決めた後にレストランを決めるので、自分の行動範囲からお店を絞っていきます

どうしても行きたいお店があれば、日本から予約できることもあるので、抑えておく方がベター。

ただし、旅先、あるいは自分の味覚によっては「おいしいものは日本で食べる方がやはりおいしい」ということがありえます。何が何でもおいしいものを!と躍起になるのではなく、行き当たりばったりで適当な店に入って、何だかよくわからないものを食べた、という経験も、旅の想い出のひとつになるかもしれません。

移動手段を調べる

列車やフェリーなどの時刻表はホームページでチェックしておきましょう。(行き先と目的地を入力したら、交通費まで表示されるサイトが多い)

日本からヨーロッパ鉄道を予約するなら:レイルヨーロッパジャパン

また、複数の交通機関で使用できるフリーパスなどがないかもチェックしてみましょう。

お土産を調べる

自分へのお土産は何でもよいですが、誰かに渡すお土産については、現地で悩むエネルギーをなくすため、出発前に「誰に何を買うか」をリストアップし、ざっくりと決めておきます金額についても相場を調べておく方がよいです。( 現地で実物を見たとき「相場と比べて高いのか安いのか」がわからず、「他のものと比べてから買おう」と躊躇してしまうことがあるので)
できれば、具体的なお店やメーカーまで調べておきます。(例えば「パイナップルケーキ」などメジャーなお土産は複数のメーカーが販売しているので、評判の良い店を知っておくとよいでしょう)
また、買うものを決めておいても、売っている場所がわからずお土産探しに奔走することもあるため、自分の行動範囲の中にお店があるか調べておきましょう。

現地のことを調べる

旅行先の宗教上の禁忌事項やマナーについては、知っておくに越したことはありません。「礼儀」という面もありますが、安全を考えたうえでも「旅先のことを知らない人」だと思われると、犯罪のターゲットになったりするためです。

また、せっかく訪問するのだから、その国の歴史や文化などをできるだけ知っておくと、旅行先の理解がより深まります。Youtubeでざっくりと紹介している動画もあるので、目を通しておくとよりドラマチックな旅ができると思います。