海外旅行編【安近短で海外旅行】行きやすい場所と 時間の有効な使い方

空港 海外旅行編
海外:空港

海外旅行に行くときは、まずはどの国に行くかを決めるところからはじめます。
海外、とひとことで言っても、日本を一歩出たらそこは全て海外。200を超える国が海の向こうにはあります。そして、それよりずっと多い「地域」や「観光地」があり、無数にある可能性の中から「今、自分ができる旅行」というのは限られています

今度の海外旅行はどこに何をしようか。
世界遺産を見る、映画や文学の舞台を訪ねる、おいしい食べ物を食べるなど、行きたい場所、やりたいことはたくさん。海外は無限の可能性を秘めています。自分なりにそんな何かを経験したいから、というのは、とても正当な海外旅行の目的です。
あとはその国に行くための方法を調べ、準備をするだけ。

しかし、行きたい国ややりたいことが多すぎたり、あるいは漠然と「海外旅行したい」と考えているだけで、場所も目的も決まっていないことも
というのは、私のことですが。

私の場合、そもそも海外旅行が好きな理由は、「海外を旅行したいから」という、この上なく曖昧で明確な理由しかありません。もちろん、色々ごちゃごちゃと理由はありますが、全て後付けに過ぎず、結局のところ、ただ「海外に行きたい」だけなのです…。
まあ、趣味とはそんなものかもしれませんが。好きなものを好きな理由は「好きだから」以外は多分、全部嘘。嘘は完璧で究極な愛だと、誰かも言っています…。
と、屁理屈を書いてみましたが、海外旅行に行きたいだけだと、「行きたい国」を決めるまでが一苦労です。

そこで、「旅行先を決めるための方法」についてまとめています。

行きやすい場所に行ってみよう

行きにくい場所、行きやすい場所とは

海外旅行といっても、安近短で簡単に行って帰ってこれる場所もあれば、例えばアマゾンの奥地のように現地の人でもほとんど行かないところとか、例えばヨーロッパであっても何度も乗り継ぎが必要なところだとか、例えば内紛やテロの危険が著しく高い場所だったりとか…
どんなに憧れていても「行きにくい」場所もあります。

行きにくい場所とは「目的地までの距離が長い」「日数がかかる」「費用が掛かる」、また「言葉が通じない」「治安がよくない」「衛生面でも著しく遅れている」等だと思います。
どうしてもそれらの国に行きたければ、自己責任と覚悟を持っていけばよいと思いますが、単に「海外旅行したいなあ」のレベルでは、やはり「行きやすい」ところから選ぶのが「無難」かもしれません(本当に無難を求めるなら、そもそも国内から、あるいは家から一歩も出ない方がよいとは思いますが)

いきなりテロの話にまで広がりましたが、ここでいう「行きやすい」はそんな話ではなく、もっと庶民レベルの「安近短」についてになります。

2連休、3連休、+1日の4連休で行ける「近・短」で旅する

「安近短」という言葉がありますが、まずは距離的に近いと、費用も時間もかからず「行きやすい」といえます。
日程にして1泊2日~3泊4日までだと「近い」といえるのではないでしょうか。
忙しい社会人ならば、ある意味、費用よりもハードルが高いのが期間。2週間あれば、ほとんどの国に行って満喫できるといわれていますが、なかなかそんなに休みを取れないという人も多いはずです。

そこで、期間の上限を設定した上で旅行先を決めることになりますが、行って帰るだけならば、3泊4日くらいで大抵の国には行けます。ただ、実際にはその国で何かをすることが目的だと思いますので、最低でも現地で2日は楽しみたいところです。

フライト時間に注意!

気をつけたいのが、「4日間」の日程だとしても「3泊4日」とは限らないこと。機中泊したり、時差の関係上「2泊4日」のような旅程になっていることもあります。行き帰りのフライト時間、乗り継ぎの時間、現地での滞在時間…そのバランスを考えて場所を選びたいところです。

また、出発、到着時間にも注意。
例えば、往路は早朝に出発して昼には到着する、復路は夕方出発して夜には帰国できる、というスケジュールだと、現地での観光時間も多めにとることができます。しかし、このような都合のよい便ばかりとは限らず、距離的には遠いはずなのに意外と早く着いたり、その逆があったり、ということも生じますので、旅行プランはしっかり確認しましょう。

直行便が飛んでいる場所に行ってみる

海外旅行において現地へ向かうための移動時間は必ず考慮すべき点ですが、直行便があれば時間を大きく短縮することができます
ただしこれについては、「東京(もしくは大阪)」の場合と、それ以外の地域の場合ではずいぶん事情も異なります。地方だと、そもそも直行便がなかったり著しく少なかったりします。成田空港や関西国際空港までの「どこでもドア」があればよいのですが…(そんなドアがあるなら、そもそも目的地を目指すとは思いますが)

私は福岡市に住んでいるため、直行で行ける便は多少あります。福岡は、若干ですが「直行便を利用しての海外旅行がしやすい」場所だと言えるでしょう。
また福岡の大きな特徴として「福岡空港までの利便性がよいこと」、そして「特に東南アジア等に距離的に近いこと」があります。そのため、目的地によっては福岡発の便は東京等よりもフライト時間が短いこともあります(必ずしもそうではないのですが)

福岡空港からの直行便は?
福岡空港のサイトの「フライト情報(翌日以降のフライトスケジュール)」で調べられます。

時間を有効に使うために都市部に行ってみる

世界遺産のある場所、雄大な自然が見られるところ、素敵な田舎町…いつかポスターで見たような、映画の舞台になったような、素晴らしい場所は世界にたくさんあります。
ああ、行ってみたい!
けれど、それらを一言で言うと「辺鄙な場所」にあり、行くまでに少しハードルが高くなるのは事実。

そこで、空港に近い場所、首都をはじめとする都市部などだと、時間や費用的には行きやすいと言えます。都市部でできる観光は限られていることもありますが、異国の土地を歩いてみるだけでも旅気分は十分味わえます。
また、都市部は整備されているところがほとんどなので、困ったことがあっても何とかなる可能性は高いと言えるでしょう。

費用で旅行先を決めるときは「マックス」を想定してみる

海外旅行のハードルを高くしているものの一つが、費用です。

費用に関しては、距離や期間が短いものであれば費用は抑えられる傾向にありますが、必ずしもそうとも限りません。航空会社、旅行会社、ホテル、現地での過ごし方…何をどう選ぶかによって、費用は大きく変わります

また、「今回は贅沢旅行するから金に糸目はつけない!」などと考えていても、さすがに一千万円もかかるような旅行を簡単にできる人は、そんなに多くないでしょう。

できればなるべく安く済む旅を目指したいところですが、最初から「安さ」だけを求めすぎると、それが足枷になって、何をしたいかわからなくなることもあります。
まずはギリギリどこまで出せるのか、自分にとっての「最大限」を設定してみます。例えば、1人100万円以下、50万円以下、あるいは10万以下など。これ以上出すのは、いくら贅沢したいと思っても、今の自分に無理だ、というボーダーラインがあるはずです。

実際にはマックスまで出せなかったとしても、旅行のプランを具体的に考えていくと、何とかして格安で行ける方法を探せることもあります。だから「最低限」ではなく「最大限」を設定した方が、行ける範囲も広がるのです。